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おじさまとおばさまと私【夢日記#6】

飛行機に乗っていた。
着陸して飛行機を降りるのを待っている。
が、なかなか列が動かない。
どうやら先に降りたプレミアムシート(もしくはファーストクラス)の
おじさま同士がなにやら派手に揉めてしまい、
出入口の前で揉めているものだから
他の客を飛行機から降ろす案内ができないらしい。

なかなか動かない列に若干イライラしながら待っていると、
隣にいたおばさまが時間を聞いてきた。
腕時計を確認する。
実はとてもよくわからない腕時計をしていて、
長針・短針・秒針のほかに、
いくつもの様々な形・長さの針、
そして、文字盤には何を示すのかよくわからない線が多数引かれており、
使い慣れていない人が見ると時間どころか
それが腕時計であるということすらわからないような代物である。

さらにこの腕時計、
なぜか文字盤を覆うガラスやプラスチックがなく、
むき出し状態である。

見たところ10時40分だった。
腕時計を見せながら答えると
おばさまは「もう少し早くどうにかできないかしらねぇ」と言いながら
私の腕時計に触れ、針を戻しにかかる。
「ちょっ・・・やめてください!」
とっさのことに
おばさまの手を思いっきり振り払ってしまった。

結果、寸分の狂いなく合わせていた時間が
ズレてしまった。

そんな私を横目におばさまはおもむろに白々しくなり、
時間を聞いたお礼を言うわけでもなく、
時計に触れて時間を狂わせたことを詫びるでもなく、
何なら手を振り払った私の方が無礼であるという姿勢を取り始め、
さらに隣にいた別のおばさまと関係ない話をはじめた。
が、会話は続かず、
その後はだんまりを決め込んだ。

結局、飛行機から降りられないまま目が覚めた。

腕時計はおかしな作りだったが、
針を戻したからといって特別なことが起こるわけでもなく、
文字盤はむき出しなのだから
おばさまが触らなくてもそれ以前の問題である。

念のため言っておくが、
今回も夢の話だ。

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