夜に染入る
私の勝負曲。
といっても、状況によって勝負どころが変わるので
一曲に絞るのは難しい。
気が向いたら何回かに分けて書いてみようと思う。
そんなわけで最初の勝負曲。
テスト勉強で徹夜とか、
朝までに仕上げなければいけない課題とか、
朝方に起きなければいけないときとか。
そんな時は決まってこの2曲を聴くのです。
1曲目は長渕剛のレース。
『STAY DREAM』というアルバムの1曲目に収録されている。
ギターとハーモニカと歌だけで
ここまで力強く厚みが出るものか。
午前4時になったら有無を言わさずこの曲を聞いて気合を入れるのです。
レースを聴いてしまったら、流れで最後まで聴いてしまうのだけれど。
このアルバム自体がなかなか好きなのだ。
当時はCDではなく、テープだった。
とにかく車でもラジカセでも何回も聴いたし、
巻き戻して何回も聴いたため、かなり擦り切れている。
特にレースと最後のSTAY DREAMはよく聴いた。
2曲目はTom Waitsの『Rain Dogs』に入っている
Downtown Train。
夜中にデスクライトとか照明が少ない中でこの曲を聞くと、
みんなが寝静まった中で自分一人だけ活動しているような気になって
テンションが上がるのです。
このギターの音色と低音ボイスがそうさせるのだろうな。
このアルバムを買った当初は
アルバムを通して聴くことができないくらい苦手だった。
最初は『CLOSING TIME』から入ったので
曲調の違いや声もさらに低くなっているので
違いに戸惑ったのを覚えている。
(CLOSING TIMEだって、聴く人が聴いたらなかなか取っつきにくいかも)
だから当時は『Rain Dogs』のアルバムだとTIMEばかり聴いていて、
Downtown Trainまでたどり着かなかった。
何回かは聴いていたはずだけれど、当時は全く理解できなかった。
通して聴けるようになったのは大学に入ってからだと思う。
それにしても、この曲はカッコイイ。
歌いたくてもこんな声は出ないし、
普通の声じゃこの歌は深みが出ないんじゃないだろうか。
とにかく、
夜中の作業、睡魔との勝負にはこの2曲である。
やはり、薄っぺらいことしか書けない。
無念である。
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