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フィギュアスケート生観戦
2024年11月8日。代々木第一体育館で行われたNHK杯フィギュアスケート第一日目を生観戦した。
私の席は南側のスタンドSS席。南側はジャッジが座っているので、基本的に選手はこちらを向いて演技してくれることになる。また、スタンドと言ってもあまり遠さを感じずに堪能でき、楽しめた。
この日は日本選手全員大活躍で、若手の皆さんも実績以上の出来栄えで、観ている我々もとても気持ち良かった。初めて観たゆなすみの力強さに感動。怪我をしているはずの三浦佳生くんの出来栄えに惚れ惚れ。壺井達也さん、青木祐奈さんのノーミス演技には目頭が熱くなった。
しかしながら一方、海外の実力者の演技も素晴らしく、特にアイスダンスのチョック&ベイツ組、ペアのジョージアのメチョルキナ&ベルラワ組には本当に惹き込まれた。
以下、備忘録。
試合の合間合間には、どーもくんオンアイス(どーもくん、うさじい、たーちゃん出演。朝ドラの主題歌に合わせて着ぐるみ着たまま踊ってくれる)やら、フィギュアスケート観戦のマナーアップ映像(なんと、田中刑事さん、宮原知子さん、本郷理華さんの名演技が見られる)が流れ、観客を楽しませてくれる。また、光る君への予告編やダイジェスト版も繰り返し流れていた。
毎回、試合が始まる前にジャッジが一人一人紹介されるのも初めて知った。各種目ごと、それぞれ10名。いろんな国からいらしているものだ。
そういえば観客が応援席で掲げている国旗、あれは今でもどういうシステムなのかわからないでいる。国旗を持った観客の方々が、選手の出身国に合わせて、間違う事なく演技終了時に国旗を掲げ、健闘を称えていたのだ。ここは日本なので、日の丸は容易く入手できると思うのだが、それ以外の国の国旗はどうやって手に入れたのか。なぜ速やかに間違いなく国旗が掲げられるのか。あとで調べてみようと思う。
テレビで良く見る、濱田美栄コーチが、自分の教え子の演技に大きく手を叩き、飛び跳ねて喜んでおられる姿も生で確認。白系のジャケットを着ておられるので目立つ。なんとも微笑ましい光景である。
キス&クライはどこにあるのかわからなかった。
テレビでは解説があったり、アップの映像があったりで、すぐに加点や減点がわかるのだが、生観戦はそんな細かいところまではわからないで、ひたすらジャンプがちゃんと下りられた、スピンが美しかったことに感動するのみ。なので、自分が素晴らしかった!と思っても、演技終了直後に選手本人は打ち沈んだ感じになっていたり、首を捻っていたりすることがある。それでようやく「会心の出来ではなかったのか」と悟る感じ。まだまだ自分も目が肥えてないなあ、と実感した。
とにかく現地での生観戦は楽しい。調子に乗って、全日本選手権も遠征しちゃおうかな、と思った程である。
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