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知らない人も知れば もりあがっちゃうね、パーティなのです!
裂け目より柘榴真二つ汝(な)と分かたん 中島斌雄
戦後間もない世相人心ともに混乱の焼け跡から、やっと復興のきざしが見え、ラジオから「リンゴの唄」や「鐘のなる丘」が聞こえ始めた昭和二十二年の作。灼熱の太陽に焦げた赤褐色の割れ目から、まさにルビーをちりばめたような柘榴の実が溢れている。自然がもたらしたその「裂け目」から真二つに割って分かち合う感触は、胸が疼くような甘酸っぱい青春の味である。俳句にもこんなロマンがあるのだと思わず身震いしたものだ。
「汝」を分けると「水」「女」なのです。「汝」はまた読者への呼びかけでもあるのです。こんなんだから戦争に負けるのです。
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知らない人も知れば もりあがっちゃうね、パーティ
別れてみたら きっと楽だよ
その時だった、イデの発動が起こったのは…