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松任谷由実「恋人がサンタクロース」はちゃんと避妊するのです!
「恋人がサンタクロース」は、クリスマスに、よく耳にするスタンダード・ナンバーだが、私はその題名が、ずっと気になっていた。
なぜ、恋人「は」ではなく、恋人「が」なのか? 歌詞の中身をかいつまんで紹介しよう。
主人公の少女は、サンタの存在をおとぎ話だとわかっていた。でも、隣のお姉さんは少女に言う。サンタは実際にやって来るのだと。少女が大人になれば、クリスマスには、恋人がサンタとなってやって来るよ、と教えてくれる……。
確かにこの内容だと、恋人「が」のほうが適切で、恋人「は」だと、しっくりこない。しかし、なぜ? と問われると、すぐに答えられない。
ところが、たったひと言でその答えを説明する本に出合った。文章術を教える『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)だ。
同書によると、「が」の前には知らないこと=未知情報が置かれるという。反対に「は」の前には、知っていること=既知情報が入るのだ。少女にとって、将来の恋人は未知情報だから、この歌では「が」という助詞を使うのが正しい、ということになる。思わず膝を打った。何という明解さだ!著者の前田安正さんは、朝日新聞で長年にわたり校閲を担当してきた言葉のプロフェッショナルだ。
能無しの芥川賞作家は前後を見ませんが
昔 となりのおしゃれなおねえさんは
クリスマスの日 私に云った
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る
ちがうよ それは絵本だけのおはなし
そういう私に ウィンクして
でもね 大人になれば あなたもわかる そのうちに
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 雪の街から来た
あれから いくつ冬がめぐり来たでしょう
今も彼女を 思い出すけど
ある日遠い街へとサンタがつれて行ったきり
そうよ 明日になれば 私も きっとわかるはず
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース プレゼントかかえて
恋人がサンタクロース
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 私の家に来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース プレゼントかかえて
恋人がサンタクロース
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 私の家に来る
こういう歌なのです。
少女にとって、将来の恋人は未知情報だから、この歌では「が」という助詞を使うのが正しい、ということになる。
しかし歌詞は
そうよ 明日になれば 私も きっとわかるはず
明日の話なのです。知らないやつがクリスマスに家に押しかけてくるならストーカーなのです。主人公はサンタが誰かも、明日来ることも知っているのです。
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース
恋人がサンタクロースになる、それが大人の本当=真実なのです。
でもね 大人になれば あなたもわかる そのうちに
主人公はすでに知っていることを「確信」に変えるのです。すなわち彼氏と初体験するのです。
今も彼女を 思い出すけど
ある日遠い街へとサンタがつれて行ったきり
となりのおしゃれなおねえさんは初体験の相手と結婚したのです。すなわち「おしゃれ」とは純潔のことなのです。
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サンタクロースは
プレゼントの詰まった袋を持っている
あごひげが生えている
帽子を被っている
のです。
本当はサンタクロース プレゼントかかえて
キ○タマ袋がパンパンなのです。
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
普通のサンタは服を着ているので寒くはないのです。脱いでいるのですが、避妊はバッチリなのです。
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
つむじ風を「追い越す」のは明らかにおかしいのです。
塵旋風(じんせんぷう)とは、地表付近の大気に上昇気流が発生し、これに水平方向の強風が加わるなどして渦巻状に回転しながら立ち上る突風の一種である。乾燥した土や砂などの埃、細かい落ち葉やゴミといった粉塵(ふんじん)が激しく舞い上がることから塵旋風と呼ばれる。
サンタがつむじ風を追い越す勢いで立ち上がっているのです。
背の高いサンタクロース 私の家に来る
ボ○キしているのです。
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る
あきらかに「サンタが街にやってくる」のもじりなのです。
サンタが街にやってくる、サンタが町にやってくる(英語: Santa Claus Is Coming to Town)は、ヘヴン・ギレスピー(英語版)作詞、フレッド・クーツ(英語版)作曲のクリスマスソング。
Santa Clause is coming homeなのです。サンタはイキの街から来て私のお〇んこでイクのです。どうかなどしていないのです。
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