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第七回セージ杯を振り返る
第七回に参加していただいた皆様、配信を見てくださった皆様、ありがとうございました。セージ杯運営としてもかなり力を入れた大会だったので無事(?)開催できて本当に良かったです。
さて、語りたいことも結構あるので早速振り返っていきましょう。
1 . まずは運営裏話から
1-1 . なんで二部構成になったの?
第七回はこれまでとは一線を画す青空、星空の二部構成になりました。まずはなぜこうなったのかを説明しましょう。
第一回から続いている流れとして、奇数回はルール複雑めな大会、偶数回はルールシンプルなBO1トーナメント大会となっています。なので第七回もちょっと凝ったことをしたかったんですよね。
でもあまりルールを複雑にすると参加者への負担もあるし、かといって過去のルール再登場もあまり気が乗らないなということで二部開催を選んだわけです。
ボツ案には「スプラトゥーンのフェスみたいなやつ」、とか「エンブレム賞品にしたくない?」とか色々ありましたがこれらはまたいつかチャンスがあれば。
1-2 . 実際二部構成やってみてどうだった?
A . もう多分やらないですね。
というのも、昼開催はやはり厳しかったようで、時間になっても連絡の取れない方がいつもと比べて多かったです。主催すらそうなんだからもう仕方ないです。
もしやるならば夜開催×2とかですね。昼はダメ。
1-3 . 運営全体通しての感想
今回は青空星空共にかなりスムーズな運営ができたと思います。青空は少しインターバルを取りすぎた節もありますが、大きなトラブルなく運営することができましたね。
詳しくはほかの運営メンバーに任せます。おそらくこの記事はデザイン方面だけでとんでもなく長くなるので…。
2 . デザイン面のお話
2-1 . 青空のコンセプトは?
![](https://assets.st-note.com/img/1638248440530-a45wI9rDmD.png?width=1200)
ここからはデザインのお話です。
青空のコンセプトは
・今まで通り
・とっってもカジュアルな
・青色モチーフ
・初夏の昼間のような爽やかさ
です。青空PVを作った段階ではまだ二部構成云々は決まってなかったので、単純に次のセージ杯は青かなぁくらいで考えました。なのでデザインもこれまでの正当進化系って感じですね。明るいかっこよさとかの表現が合うのかな。初夏の〜〜というのもこれを考えたのが第六回終了直後だったからです。もう冬だぞ。
セージ杯PVは色以外にも一応コンセプトを考えて作っているのですが、今回はズバリ「自然」でした。
ちなみにこれまでのコンセプトは↓
第四回:核、中枢、オレンジ
第五回:散開、とにかくカジュアル、緑
第六回:サイバー、ちょっとフォーマル、マゼンタ
2-2 . 星空のコンセプトは?
![](https://assets.st-note.com/img/1638248488215-QxyyhfuLce.png?width=1200)
続いて星空のお話。個人的にはこっちの方が好みです。自信作。
星空のコンセプトは
・今までとは違う切り口
・夜の落ち着き
・占星術っぽい何か
です。青空の弾けるカジュアルさとは打って変わって、こっちは静かな、落ち着いたかっこよさを目指しました。これに関しても実は二部構成とかの話が出る前に考えていて、夜開催だしトーナメント表は星モチーフにするかぁくらいしか頭にありませんでした。でもPVとトナメ分けるのはなんか違うようなということで徐々に今回の構成が出来上がっていったわけですね。
2-3 . PVの詳細あれこれ
ここからはPVについて語っていきましょう。まずは青空。
構成はいつも通りですね。イントロ→ロゴ→ルール説明です。
今回のイントロはこれまでと比べて少し控えめに、エフェクトをほとんど使わずに色合いだけで仕上げました。所謂”モーショングラフィックス感”は過去最高かもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1638248891564-gyohtxSjEs.png?width=1200)
ここ、下から上にかけて明るくなってますが、これは正午くらいの空の色を意識しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1638249451558-2CcgyGVYax.png?width=1200)
この部分は星空のレイアウトを引用。折角だしトーナメント表のデザインこっちでも使ってみるか、という魂胆でしたね。
![](https://assets.st-note.com/img/1638249027315-DfMWEpAY9b.png?width=1200)
そしてメインのロゴ部分。とにかく賑やかに、色合いだけ統一させてわちゃわちゃさせました。自然コンセプトということで、葉っぱ7枚、枝2本、惑星の軌道をそれぞれ青系色で配置してみました。
余談ですが、この惑星軌道は七角形(heptagon)の惑星(planet)ということでPlanetagonと呼んでいました。語感めちゃ良くないですか?ぷらねたごん。
![](https://assets.st-note.com/img/1638249289790-uISF5Q69DX.png?width=1200)
しばらく見せたのちに青空ロゴが右下に出現します。
後から付け足したものですが割と馴染んでて良い感じになったと思います。
ちなみにこれスマホだと若干くすんだ白に見えるんですけどなぜか修正できなかったのでそのままになってます。
その後ルール説明に移るわけですが、ここから先はもう特に言うことないですね。いつも通りです。ちょっと演出凝ってるかなぁ程度。
続いて星空。
画像の小ネタは後でまとめて紹介するとして、まずは動画の演出から。
こちらも青空と同じくイントロ→ロゴ→ルール説明です。
この動画は二部構成が決まってから作り始めたので、いわば青空PVの弟的な構成になってます。
イントロ部分は青空の色違いバージョンを回転させたものですし、どちらも右下に青/星空ロゴが途中から出てきますし、etc。
![](https://assets.st-note.com/img/1638248986389-j3UH7Qw7Dl.png?width=1200)
ここは青空の時と同様、実際の夜空を意識しています。地平線に近づくほど明るくなりますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1638249829214-WhiKyq6I6e.png?width=1200)
続いてサビ部分。星空は飾るまでもなくカッコよかったので青空よりはエフェクト控えめで逆に動きを加えました。背景の星座と前の線でレイヤー分けてるので立体感もある程度出せてると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1638250244262-Lof78cuMjo.png?width=1200)
ルール説明は文字の読みやすさ等を考慮して全体的に暗めに設定。その中で星だけを光らせて夜感を強調。…したら結局読みづらくなっちゃいました。なので文字にかなり濃いシャドーをかけてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1638250585779-8Vz1Bsdvzi.png?width=1200)
2-4 . 画像あれこれ
ここからは画像関係の裏話を紹介します。
まずは文字ロゴから。
![](https://assets.st-note.com/img/1638278373545-cvxzVTrM7t.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1638278379360-D2rkBgf8AW.png?width=1200)
何人か気づいてくれた方もいましたが、実はこの青と星はいわゆるアンビグラムになっているんですね。試しに青を逆から見てみてください。星と読めるはずです。当然逆もまた然り。
なので漢字としてちょっと怪しい部分があったわけです。青の縦線が突き抜けてたり、星の左払いがなかったり。すべてはアンビグラムのための犠牲でした。
次。青空です。
![](https://assets.st-note.com/img/1638251110662-ZamEeDhz3B.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1638251114548-14xTnx2vEC.png?width=1200)
上がAviUtlで作った青空のメイン画像、下がトーナメント用にIllustratorで作り直したジェネリック青空画像です。画像サイズ結構デカいので読み込み遅いかもしれません。
正直青空はあんまり語ることないんですけど、第七回セージ杯要素として
・葉っぱの枚数が7枚
・葉っぱの周りの目盛りは7の倍数
・衛星軌道が七角形
になってます。AviUtlのほうは周辺ボケとかのエフェクトをいろいろ使いまくったので賑やか&明るめですね。
続いて星空。
![](https://assets.st-note.com/img/1638277916653-0dOaMwXInc.png?width=1200)
動画からトーナメント表まで全部これを使い回しました。
深青の背景に星座、その上の惑星軌道を表す線から構成されているわけですが、それぞれの狙いについて紹介しましょう。
まず背景の青!…は別になんでもない青ですね。夜イメージの青といえばこういう色でしょう。当然ながら作業はPCで行っているので、いざ完成した画像をスマホで見てみたら意外と暗かったな、という感想が真っ先に浮かびましたね。
次に星座ですね。よく見ると春夏秋冬あらゆる星座がバラバラに配置されてます。一見適当に見えますが、実はこれも意味のある配置をしてます。
最後に線ですが、惑星記号、星印から構成されていますね。この惑星記号は内側が木星(♃)、外側が海王星(♆)を表すものです。
さぁ、部品の説明は済んだので星座配置のアレコレを紹介しましょう。
線と被っている星座を星印から時計回りに見ていくと…?
■中
Sagittarius:いて座
Eridanus:エリダヌス座
Jupiter:木星♃
Indus:インディアン座
Cepheus:ケフェウス座
Ursa major:おおぐま座
Perseus:ペルセウス座
■間
Sagittarius:いて座
Eridanus:エリダヌス座
Virgo:おとめ座
Equuleus:こうま座
Neptune:海王星♆
Taurus:おうし座
Hercules:ヘラクレス座
■外
Reticulum:レチクル座
Auriga:ぎょしゃ座
Norma:じょうぎ座
Draco:りゅう座
Orion:オリオン座
Monoceros:いっかくじゅう座
Delphinus:いるか座
Indus:インディアン座
Cancer:かに座
Eridanus:エリダヌス座
“SEJICUP SEVENTH RANDOMDICE”
=第七回セージ杯になるんです。
そう、これがやりたかったんですよ。こういう作り込みが1番好きなんだから。第六回以前にもこういう誰も気づかないような要素を隠してあったりするので、とんでもなく暇な方は是非探してみてください。正直私ももう忘れちゃってるけど。
ちなみに、Iから始まる星座がIndusしかなかったので仕方なくインディアン座には二回登場していただきました。
で、残ったスペースは適当な星座で埋めました。これに関しては全く何も考えてません。収まりのいい星座をピックアップしただけです。
さいごに
振り返りは以上となります。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
今後もこういった動画制作は続けていきたいところですね。次の動画もある程度は目処が立っているのでいつかお披露目できるその日まで、大切に育てようと思います。
ではまた。
おまけ:ギャラリー
![](https://assets.st-note.com/img/1638449064489-JzkDTuuX3f.png?width=1200)
線だけっていうのもかっこいいですよね
![](https://assets.st-note.com/img/1638449109449-GuOcLdsHj7.png?width=1200)
白背景と絶望的に合わない
![](https://assets.st-note.com/img/1638449134523-kkmE9buZYV.png?width=1200)
最初はもっと自然な葉っぱにする予定だった
合わなかったのでやめた
![](https://assets.st-note.com/img/1638449159500-cxKKzWKqXu.png?width=1200)
信じちゃった人もいたみたい。ごめん。
※セージ杯に関する画像はセージ杯関係の動画、配信等以外では原則使用禁止とします。どうしても使いたい場合はDMで要相談です。