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Twitterからの移住先検討_Plurk

先日のTwitterでの利用制限騒ぎを受けて、何となく「いうてTwitter無くなるわけやないんやし~」と思っていた皆さんの中には危機感を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私がフォローしている方の中にも、具体的に移住先をどうしようかと悩むツイートをされている方々がおられました。

フォロワー数の多い方がよく挙げられている有名どころとしては "Bluesky social"がありますが、アカウント作成に必要な「招待コード」がなかなかGETできないとか高額売買されているとか。
招待コード無しでアカウント作成するためのWaitlistに登録しても、1ヵ月以上音沙汰無し(※)…。「本当にBluesky使えるようになるの?」と不安な方もおられるかと思います。
※友人から招待コードを貰って無事に利用開始しました

このように、ツイッタラーの一般人の皆さん(私含む)が始めるにはハードルが高いBlueskyですが、「Bluesky以外にもSNSのさぶらふぞ…」ということで、今回は台湾のSNSである "Plurk" (プルク)について、始めたばかりなりに調べたことについてお話しようかと思います。
ちょっと長くなっちゃったけど、ご容赦をば!

ちなみにPlurk(プルク)のURLはこちら☟


Plurkとは

Plurkはカナダで発祥した後、現在は台湾に本社を置いているマイクロブログプラットフォームで、ユーザーが短いテキストメッセージや画像等の投稿(プルク)を共有することができるSNSです。

名前の由来

いくつかあるらしく、開発者によると以下の通り。

  • "people"と"lurk"(うろうろする)からできた造語

  • "play"と"work"からできた造語

  • "peace", "love", unity", "respect", "karma"の頭から取った
    (平和、愛、団結、尊重、カルマ)

ユーザー層

2008年に開始され、Twitterに似た形式を持ちながらも独自の特徴を備えているのが特徴で、「よく検索されるキーワード」を見るに、二次創作系ユーザーが多いようです。
が、二次創作に関連性皆無の単語で検索しても結構表示されているので、あんまり気にしなくてもいいのかなと思います。(現に私も二次創作には全く縁がないですし。)

よく検索されるキーワード画面

運営会社

2013年9月に台湾で設立された噗浪股份有限公司(プーラン株式会社)が運営会社で、この運営会社の資本金は5,000,000元(約2,272万円、1 TWD = 4.54 JPY)です。

Plurkの紹介ページには、こんなことが書いてありました。
運営の中の人、ユーモアがありそう。
※緑の枠内はぶたじる翻訳

Plurk紹介ページ


そんなプルクですが、Twitterからの移住先として向いているのか否か検討するためにはTwitterと似ている点・違う点を知っておきたいですよね。
ということで、以下に簡単に整理しておきます。

【Twitterと似ている点】

ハッシュタグも使えるし、いいね・リツイート機能がある

基本的にはTwitterと同じようにハッシュタグが利用でき、呼び方は違うものの「好き」(=いいね)、「リプルク」(=リツイート)などの機能を使うことができます。

スマホ版での表示はバーチカルタイムライン(縦向き)

スマホアプリでの表示形式はTwitterとほぼ変わらずバーチカル(縦向き)タイムライン表示です。

Plurk(プルク)のスマホ版画面イメージ

他ユーザーをフォローして、自分のタイムライン上に表示できる

Plurkでも、ユーザーは他のユーザーをフォローすることができます。
また、フォローすることで、Twitterと同様にフォローしたユーザーの投稿を自分のタイムライン上で見ることができます。
※ただし、Twitterでいう「フォロワー」の呼び方は違って「ファン」です。

DMにあたるやり取りもできる

「プライベートプルク」という呼び方で、TwitterでいうところのDM的なやり取りはできます。要は、公開可能範囲をせっま~くした普通の投稿です。
「プライベートプルク」だけ表示させるタブを選択することで、DM一覧的に使うことができます。

投票機能がある

Plurkにも投票機能があります。現在は一部英語表示のようですが、日本語ユーザーが増えれば日本語対応するのも時間の問題でしょう。

Poll(投票)投稿画面

課金によってできることが増える

Twitterと同じく、Plurkでも課金ができます。プルクコインなるものを購入する形のよう。
課金によってできることは、利用できる絵文字数の追加やほかの人のプルクの応援、固定プルク(固定ツイみたいなもの)、ブックマークなどです。
多分今後も変化がある分野だと思いますし全部は書ききれませんが、気になる方は検索してみてください。

【Twitterと違う点】

PC版の表示はホリゾンタルタイムライン(横向き)

PC版はちょっと見た目が違って、こんな感じ☟のホリゾンタル(横向き)タイムラインです。
投稿が上下どの位置に配置されるかの条件は、まだよく分かっていません(笑)

Plurk(プルク)PC版画面イメージ
※一部投稿内容は画像上で隠しています

1投稿あたりの字数制限が360字

Twitterは課金してTwitter Blueにしない限りは、全角で140文字、半角で280文字までという制限が掛かります。
Plurkは360字まで投稿可能なので、Twitterよりちょっと長いくらいでしょうか。でも観察している限りでは、字数制限ギリギリや複数にまたがる長文投稿者はあまりいないようです。

公開範囲が個々の投稿毎に設定できる

Plurkではユーザーの個人情報を保護するために注意を払っています。
Twitterではアカウント自体に鍵をかけることによってフォロワー以外を振るい落とす閲覧制限や、Twitterサークルに設定した人だけにオーディエンスとして公開することができましたが、Plurkでは「匿名プルク」という仕組みがあります。

仮面舞踏会みたいなアイコンをポチッとすると匿名プルク

また、公開範囲やコメントできる人を「友だち」や特定の人に限定して投稿できます。
※「友だち」については後述

少人数の仲間内だけしか見ることができない設定も可能

なお、自分以外に表示しない設定にした投稿は、プライベートタイムラインで参照できます。

投稿に「成人向け」設定をかけられる

これホントにビックリなんですが、Plurk、なんと投稿画面で「成人向け」か否かを選択できます。
成人向け選択さえしておけば、モザ無し投稿も可能だとか何とか。私はそういうのを見ないタイプですが、そういう訳で二次創作者が集まるSNSになっていたのですね。なるほどなるほど。

「友だち」という関係性がある

Twitterでは基本的にはフォロイー・フォロワーの関係性があって、それ以外はリストに入れたりDMでやり取りすると思いますが、Plurkには「友だち」という人間関係があります。
相手のプロフィール画面に「友だち追加」というボタンがあるのでタップすると、相手にリクエストが発信されます。相手が承諾したら、晴れて「友だち」です。
投稿画面に公開範囲の選択肢があるのですが、例えば「友だち」になるのはリア友だけ!という条件で設定していたのであれば、リアルの情報を含む投稿は公開範囲を「友だちのみ」にする、という方法も取れます。

利用していくと「カルマ」というポイントが貯まる

ほかのユーザーとのコミュニケーションを重ねる毎に、地道に「カルマ」なる値が高まっていきます。具体的には、返信したり他ユーザーをフォローしたり、友達になることでカルマを積めるようです。
そして、カルマを積めば積むほど、使える絵文字や機能が増えるみたい。う~ん…カルマって表現のせいで「徳を積む」とか「業を積む」とか、そっち方向に意識が行ってしまうんですが…(笑)

投稿にのせた「感情」を選択できる

ちょっとこれ面白いなと思ったのは、投稿画面から感情を選択できることです。もちろん選択必須ではないですが、こんな感じで☟入力欄の右にあるボタンから選択できます。

感情が選べます

これ何が面白いって、投稿前に自分を客観視できるんですよね。認知療法的な効果も期待できるかも知れません。
ちなみに、日本人と思しき投稿では、まっったく使われておりません(笑)

バズった投稿だけミュートにできる

Twitterだと、突発的にバズった結果膨大な通知が来て、ツイ主さんが「通知切ります」と宣言されることもありますよね。ややこしい人に対しては「この人に関する通知をミュート!」という設定はできますが、バズった投稿への返信以外の(いいねやRTなどの)ミュートは確かできなかったんじゃないかと思います。
ところがPlurkでは、投稿単位でミュートが設定できます。便利!

投稿を後から編集できる

これは一長一短あると思いますが、Plurkでは自分の投稿を後から編集できます。
編集した場合でも、タイムライン上では編集の有無が表示されません。個別の投稿を開いた画面であれば「最終編集:たった今」のような表示がされるのですが…。
ですので、誤字脱字レベルの修正としては便利!でも、好き♡を押した後に真反対の内容に書き換えられてしまったらとんでもないですね。

なお、リプライ(リプルク)の内容は非課金ユーザーは編集できません。が、なんと課金ユーザーは編集できます。


調べてみて感じたこと とか

と、実際にPlurkの画面をポチポチしてみたり、ザッと調べたところではこんな感じです。
ちょっと使ってみての感想としては…

  • 中国語(特に繁体字)学習者には良い学習ツールでもある

  • もっと日本人ユーザーが増えるともっと盛り上がるはず

  • 課金しなくても結構普通に使えるやん

  • 同人屋さんやったらもっと楽しめるやろな

  • Bluesky使ってないから比較しては言えんけど、これ割とアリ
    ※その後Bluesky使ってみて思うのは、
     Plurkの方がちょっとウェットな雰囲気あります。
     Blueskyの方は他人を良くも悪くもあまり意識しないというか…

  • マストドンよりは幾分か使い勝手が良い

  • けど共通点の無い人との新たな交流発生はマストドンの方が多そう
    (マストドンでは何でもないつぶやきでもファボられたりするから)

  • 結局はTwitterで世話になってるフォロイーさんがどこ行くかなんよ
    ※自分の観測した範囲では、
     フォロワー多いユーザがBlueskyに移った雰囲気あります

…とまぁ、そんな感じです。オチが本当に元も子もないですね。
私はとりあえずもう数か月使い続けてみて判断かな~と思っております。

ということで、今回の長い投稿、ご高覧いただきありがとうございました。
もしご参考いただける点などございましたら舞うごつ喜びます。
また次回の投稿でお会いしましょう~。

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