|免疫クラスター|「世界中で起こすことができるか?」❷ 〈免疫食堂〉ホームエレクトロニクス・カフェ
〈免疫食堂〉ホームエレクトロニクス・カフェ
わしゃ今まで、世の中を変えるためには
誰かの仲間にならんといかんと思っちょった
けんど 何か違うちょる気がして、仲間になりきれんかった
今は…自分の信じる道を歩きたいぜよ
それが… 誰も歩いておらん道でも、正しい道じゃったら
仲間は後からついてくるぜよ
〈免疫食堂〉ホームエレクトロニクス・カフェの
実効再生産数
一人の「免疫食堂」において、一年に二人のターゲットが自己学習で、自分の「免疫食堂」を作る。これを繰り返していくと、10年で約1000カ所、20年で約100万カ所、25年で約3000万カ所になる。いわゆる「6次の隔たり」と言われる理論である。これは一人の場合であり、二人なら、三人ならどうだろう、つまり、このプログラムのスターターは、数人、数十人で充分なのである。
「免疫食堂」は、「自己学習」と「自己表現」で、必ず一人で立ち上げること。お手手つないで、みたいなやり方では、決して身につかない。それだったら、この国の政党や政治家と変わりがなく、結局しがらみに巻き込まれて何も出来ないのは自明である。また、このプログラムには、無原則に家族や友人は巻き込むべきではない。このプログラムのコンソーシアムにおいては、自閉的決意と自閉的展開、そして自閉的連帯を目指すべき。この立ち上がりにおいて、深く共有できる、最初の一人、数名のフォロワーが最も重要なのである。
これはウイルスと人類の、「感染」と「免疫」の「指数関数」の戦いである
「免疫食堂」は、オルタナティブなゲイジュツの形象。 その「最初の一歩」には、大きな勇気がいる。なぜなら、このような家アーキテクチャーは他に存在しないからだ。だが、その一歩は、社会を揺さぶるイノベーションの「大きな一歩」でもある。それを支えるためには、ここではファーストピープル〈最初のフォロワー〉が重要な役割を担ってくる。ファーストピープルは、「免疫食堂」の理念の共有により、「演者」の境界をとりのぞき、作品を作り上げ、状況を劇的に変化させる重要な役割を担うのである。
ファーストピープル〈最初のフォロワー〉は、世界のため、社会のために何かスゴイことをしている孤独な「変人」を見つけたら 、ついて行く勇気を持ち 他の人達にも その方法を示すために、立ち上がって参加する 最重要のフォロワーである。
ファーストピープル〈最初のフォロワー〉は、みんなにどのように利用すればいいか示す役割がある。「ファーストピープル」はこの物語を共に発展させていく重要なフォロワーであり、パラダイムシフトを起こすための、エヴァンジェリストなのである。
これは、実はリーダーシップの一形態である。こんな風に目立つだけでも勇気がいり、最初のファーストピープル〈最初のフォロワー〉の存在が 1人の「変人」を 革命家へと変える。そして、2人目の「変人」が現れ、 今や1人の「変人」でも 2人の「変人」でもなく、2人目 3人というのは集団であり 集団というのは周辺地域でニュースになり、運動が公のものになっていく。
多くの人が加わるほど リスクは小さくなり、 どうしようか決めかねていた人達も 、今や加わらない理由はなくなるのである 。もう目立つことなく、 笑われることもない。 急げばコア集団に入れるかもしれない。やがて、みんな集団に入ろうとする。 加わらない方がかえって バカにされるからだ。
僕たちにできる最善のことは動員できる大規模な市民のグループを集めることではなく運動の質点となるミニマルのコンセクエンスを示すことにある。やるべきことは、二人の観客に「感染」させるだけである。
僕たちがすでに解決の入り口に立っているというのはそういうことである。