この国は「免疫立国」を目指すべき




原理的な解明をすれば、その答えは、
「お肉券」、「お魚券」ではなく、「免疫券」である。


新型コロナウイルスの問題設定も概念的な解法も実にシンプルである。
それは解決が簡単だと言っているのではない、明確なのである。一切の常識にとらわれず、物事を合理的に、創造的に考え抜くべきである。

ワクチンも治療薬もまだまだ時間がかかる、そして一年後に必ず出来るという保証はどこにもない。アビガンもワクチンも絶対ではないと言うのが前提でなければならない。この国の政府も国民も、どうやらヘラヘラ、気づかないフリをしてコロナ危機をやり過ごす腹のようだが、この危機はまだまだ続く。


人間の「免疫」について学ぶべきである


「免疫」を知ることは人間そのものの理解である。一体、「免疫」の理解なくして、このウイルスと戦うどうつもりなのか?

ウイルスの行動は合理的である。ウイルスの「意識」は、細胞を持たない自らを理解し宿主と共存する。ウイルスは単独では自己複製できないが,生きている細胞の中では複製でき,宿主となった生物の行動にも大きな影響をおよぼす。つまり、ウイルスは学問上においては、生物ではないが、ウイルス生きていると考えるのが合理的なのである。そして、確実に進化している。

この国でも、若い世代の重症患者が増えてきている。それは、L亜型が蔓延し出したのかもしれない。だったら、今すぐ、何か起こさなければ、もう現状の「免疫」だけじゃ太刀打ち出来なくなる。
これからイタリアやスペイン、ニューヨークと同じことが日本でも起こることになる。

今、私たちに必要なのは「統合知」である。新型コロナウイルスについては、疫学、生物学的領域に留まらず、全体的社会的現象のフェーズに突入している。全体的社会的現象とは、社会集団の法的、倫理的、審美的、政治的、経済的な側面が一気に表れる現象で、いずれか1つには還元できない。


飲食店に対して、玄米食摂取による臨床に関する研究の「免疫食」の提供を条件に、飲食店営業を許可すべきである。医療崩壊を防ぐためにも、
統合的なアプローチを構築しなければならない。


この国は発想の転換が必要である。とにかく、自粛期間は徹底して自粛を行い、その後は「戦いながら、経済を回す」ことを考えるべきである。致死率の低いのは、日本人の持つ「自然免疫」に何か関係していることは間違いない。ワクチンや抗体などの「獲得免疫」についての議論は行われているが、その実現にはまだ時間がかかる。それよりも自然免疫細胞である「ヒト単球」をマクロファージにエピジェネティックな変化させることは食物からでも可能である。もちろん、全ての人間がこれで感染から逃れることはできないが、少しでも軽症者が減ることにより、医療資源が重症患者に集中することができる。つまり、医療のボトムオブピラミッドである。

前例がないから難しい、と
ヘラヘラ、気づかないフリをしてコロナ危機をやり過ごすつもりなら甘い。

ワクチンや治療薬の開発が終着点ではない。人間「免疫」とウイルスとの戦いの始まりにすぎないのである。



ウイルスとの戦いは、永遠に続くことを忘れてはならない。


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