倫理障害者


NHKジャニーズタレント解禁ーNHKの変わり身の早さは「異常」だが、我々視聴者の間で問題の風化が始まってはいないだろうか。
ジャニーズ問題はこの国にとって最初から最後まで「人権」問題ではなく、芸能スキャンダルでしか受け止められなかった。それはなぜか?この国では「人権」という概念がわからない、多くの人間は自己の権利だと思っているが、原語であるヒューマンライツと随分とかけ離れている。世界ではヒューマンは自分のことでもないし、ライツは権利でもない。そして、この国の人間は大人が子どもとセックスをすることに何の違和感も持たない。グルーミングやキャスティングカウチ、同意不同意などあれこれ些末な議論は盛り上がるが、大人が子どもとセックスすることに対する違和感や嫌悪感はまったくない。いい歳をしたおばさまが、自分の子どもくらいのアイドルの上半身ハダカのフリフリ衣装で踊っている姿を観て萌えている。まるでジャニー喜多川と同じである。ジャニー喜多川は日本人の写し鏡、NHKだけではなく、木村拓哉も櫻井翔もまるで何事もなかったようにテレビの世界でドラマやバラエティで大はしゃぎを許容している。「人権」もくそもない。ジャニーズファンにとっては、そんなものよりアイドルという呪物崇拝あるいはカルト信教こそが生きる意味なのである。

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