斎藤元彦知事の選挙収支報告書で露呈した“隠蔽工作”の跡 PR会社への支出は代表務める政治団体経由
浮上した公選法違反疑惑の打ち消しのため、斎藤知事が代理人弁護士に対応を任せ、ツジツマを合わせる中、図らずもPR会社への支出の経緯が露呈したのです。
そんな大げさに言わなくても、それくらいのことは他の弁護士も県民も皆「直観」でわかっている。議論が分断しているのは、その「大きさ」の捉え方で、一方はそれくらいのことで何を騒いでいるのか、もう一方は事件に大きいも小さいもない悪いことは悪いという分断である。何も事実解明を争っているわけではない。郷原氏や上脇氏の動向は、捜査機関にとっては本当にめんどくさい。こんなものの認めたら、今後何十倍という膨大な公選法違反に対して対応しなくてはならなくなる。だったら予算を組んで人員を増強してくれますかということになりかねない。
一方で斎藤氏には、この郷原氏の意を受けて自ら辞職することを勧める。斎藤氏の政治に対する志は、地縁など関係なく他の場所で実現した方がいい。斎藤氏のような政治家を迎え入れたいという自治体は決して少なくないはず。今の斎藤氏なら政党や団体など必要ない。近県なら多くの兵庫県民の「ボランティア」が応援してくれる。投票した110万人の有権者には申し訳ないが、今度は快く兵庫県から送り出してあげればどうだろう。
そうすれば郷原氏や上脇氏も納得するのでは。