スカーレット・ピンパーネル〜オルタナティブな紅綬褒章
スカーレット・ピンパーネル
スカーレット・ピンパーネルは、愛と情熱と勇気の褒章
〜社会の周縁にひときわ美しく咲く紅はこべ
Thank Frontline Heroes 間違いなく、彼女たちがヒーローだ。
私たちは自らの感染の危険に晒されながらも、仕事に邁進する彼ら、彼女たちに感謝と敬意を示すべき。もはや国や政府、全国民の代表である国会議員などを通すことなく、医療従事者、エッセンシャルワーカーを代表して、全ての現場の〝看護師〟にスカーレット・ピンパーネルという紅綬褒章、いや、全国民の総意として、感謝と敬意を込めて、彼ら、彼女たちに「国民栄誉賞」を授与すべきである。
彼女たちの舞台はスポットライトを浴びる
ライヴハウスでもミュージアムでもない。
〝私、看護師してます。私たちはプライベートも規制されてます。
人の多いところに行くな、連休があっても出かけるな、飲み会なんてもってのほか。一生懸命自粛していても、通勤電車や仕事、患者だけでなく、面会の家族や外来の付き添いなど、いろんな人と接触する。
それで感染したり発熱すると、院内メールで全員に、経緯を晒される。そして規制がさらに増す。
なのに、世間はGoToとやらで出掛けてる。そこでまた感染が拡大すれば、医療はまた逼迫する。
人の役に立ちたくて自分で選んだ職で、思ってはいけないと分かっていても、なんで私たちだけがこんなに我慢しないといけない?と思ってしまう。〟
スカーレット・ピンパーネルは、日本国民が国家や政府を通さず
感謝や敬意を示すオルタナティブな紅綬褒章である。
紅綬褒章とは、日本の栄典の一つ。社会や公共の福祉、文化などに貢献した者を顕彰するため、天皇から対象者に授与される。顕彰の対象となる事績により、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章の6種類が定められている。
本来の紅綬褒章とは「自己の危難を顧みず人命の救助に尽力したる者」に授与される。
緑綬褒章は、「自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる者」ボランティア活動などに取り組んだ結果、多くの人の役に立った者に対して授与される。
黄綬褒章は、「業務に精励し衆民の模範たるべき者」、農業、商業、工業で技術を磨いた人、工業なので、職人さんや、普通の会社勤めのエンジニアなど。
紫綬褒章は、「学術芸術上の発明改良創作に関し事績著明なる者」スポーツ選手、芸能人、大学教授が受章している。スポーツ、学術、芸術の分野の功労者に授与されるもの。
藍綬褒章は、教育衛生慈善防疫の事業、学校病院の建設、道路河渠堤防橋梁の修築、田野の墾闢、森林の栽培、水産の繁殖、農商工業の発達に関し公衆の利益を興し成績著明なる者、消防団団長とか、医師協会の理事とか、保護司、調停委員、業界の協会の代表など。
紺綬褒章は、公益のため私財を寄附し功績顕著なる者、これは単純、寄付をたくさんした者や企業に対して国が授与するのものである。
「わたし、端っこでも、センターになったつもりで踊る」 ー社会の周縁にひときわ美しく咲く紅はこべ
金銭でもない、名誉や地位でもない。目の前の命を救いたい。この人類の片隅で、高々に孤高を掲げ、周縁に立ったものだけが見える自由の風景がある。
クロックスを履いて、患者をケアし、ごみを収集し、手紙をポスティングし、薬を調合し、店の従業員、配達員といった、ライフラインを守る仕事に従事する人に感謝の気持ちを送るムーブメントが広がっている。
そんな彼ら、彼女たちに感謝と敬意を示すのがスカーレット・ピンパーネルである。
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