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京アニ火災で思い巡ったことを少しだけ

少しだけ吐き出させてください。

いつもは漫画でこちらに投稿させてもらっていますが、今回は少しだけ思った事をつらつらと並べたいと思います。

当日の驚きと戦慄

私は京都在住です。京アニ本社がある場所は地元であり、今も近隣に住んでいます。

事件の日、いつものように朝ごはんを食べ、「さあ仕事だ」と思ったとき、外で慌ただしいサイレンの音が鳴り響きました。

何事かと思ってバルコニーに出てみると、もうもうと大きな煙が見えて驚きました。消防車とパトカーと救急車がひっきりなしに家の前の大きな道路を行き交い、警官が交通整備を始め、そのうちヘリが何台も飛び始めました。

「どこの火事だろう…あの辺は焼肉屋なんかもあるからあのお店かな…?」

などと情報が入る前は呑気に構えていましたが…実際は周知の通り凄惨な事件でした。

京アニとの関わり

うちの姉は昔京アニで働いていたことがあります。

姉が働いていた当時はまだオリジナルアニメを作る前で、下請けが主な仕事でしたが、家に帰った後も夜遅くまでセル塗りの練習や動画の勉強をしていたのを覚えています。

その後諸事情で姉は京アニを辞めましたが、同じような努力をしていた方々が亡くなったのだと思うと他人事とは思えません。

そして、もし…もし姉が今も働いていたら…と思うと本当に怖くなりました。ご遺族の心中を思うとやり切れない気持ちです。

静観するしかできない中で

私も絵を描く者として思うことはたくさんありますが、実際は静観することしかできません。

だけど亡くなったクリエイターがどれだけのものを作ってきたのか、これから作るはずだったのかを思うと複雑な感情が湧き上がってきます。

そしてクリエイティブな事業が襲撃を受けるというこの事件は、怨恨以上に文化的なものを丸ごと破壊してきたという意味でもショックが大きいです。

気持ちが落ち着いたら作品を見たり寄付しようと思っていますが、今はまだこの事件のことを深く深く考え続けています。本当にそのくらいのことしか出来ない。

ただの放火以上に衝撃的なこの事件を忘れないために散らかった気持ちを整理したくて発信しましたが、この件に関してWeb上で触れるのはこれで一旦終わりにします。

最後に、亡くなった方々へのご冥福をお祈りいたします。



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