見出し画像

難しい言葉なんか知らん!

あらきださんと言えば、今やBrain名物。
界隈で知らない人はいない程、あの丸眼鏡とチェックのシャツは有名です。

あの個性的なサムネを見れば、誰もが一目で「あらきださんだ!」と叫びます。

そんな彼女も、一年前はいつ消えてもおかしくない、不安げな超弱小垢でした。

いくつか出した地味なBrainはレビューひとつ付くこともなく、不発ですぐ埋もれました。

同様の弱小垢でもあった私はそんな頃に出会い、そして彼女の新作を添削することになったのですが、、。

正直に言うと、用語の定義が出来ていなくて論理の形成が出来ず、あやふやで飛躍だらけの文章でした。
文章の前後が食い違って、途中で別の意味になっているような、、、

どうやって直せば、、、と頭を抱えたんですが(笑)

なんとか導くことが出来ました。

また、自分の個性を表して行くことに恐れが強くあったみたいなんですよね。デザインや言葉の使い方が非常に地味で無難でした。
でも、それを出すことがブランドになる筈。

私はもっと個性を出して、好きなようにやって、派手に行こうとそそのかしました。

その時に作ったBrainは高評価を得、かなり売れました。

こんなヤバいタイトルも、血痕まで散らしたのも、私のサジェスチョンから生まれたのです。

何でもちょっとアドバイスすると、物分かりよく一瞬で理解して行動する。
打てば響く。

それが、あらきださんの素晴らしさ。
だからグングン成長して行きます。

この時にあらきださんは「言葉」「論理」という武器を手に入れ、そしてまた「個性の表出」という最大の武器の「使用許可」を得て、独自のスタイルが評価される配信者として快進撃が始まります。

とにかく勉強熱心な人。
当時から、ノートに手書きでびっしりと学んだことがまとめられていました。

ポンポンと次から次へとコンテンツが作れるのも、そのインプット量の多さがあってこそなんですよね。

そして、毎回、何らかの前進が感じられます。


あらきださんより短期間で派手に売れる人、稼ぐ人はたくさんいます。

Brainに次々と現われて来ます。でも、その人たちが皆、今も生き残っているかというと、、、。

パッと出て来て消えた人の方がずっと多いのではないでしょうか。

あらきださんのように一段一段上がっていくと、決してストンと落ちることはないでしょう。

ポジションの良さもあります。
決して背伸びしすぎない。
自分のリソースを顧みて、その中で救える人を救う発信をする。

だから確実なファン層が形成されているのです。

とまあ、こんなことを書いてみたのも、あらきださんの新作が、過去の自分の問題を解決するものとして作られていることを強く感じたからです。

また、ここで語られていることは初心者向けの基礎の基礎という内容ではあります。

が、もっと売れている配信者であっても、語の定義や論理の構築、言葉を自分の道具として思考を行き渡らせた上で使用できているのかと言えば、出来ていない人やお粗末すぎる人は多いです。

たとえばレターと本編との乖離なんかも、騙して買わせようという意図よりも、むしろ本編の内容を要約して正確に伝える能力の欠如も大いに考えられると思います。

少なくとも乖離に気付かない程には意識的に書くことが出来ない、自分の文章自体を読めないという原因が考えられます。

自分だけわかってて、相手にわからない。
言葉の輪郭が曖昧だと、文章の無駄に多い分量とは裏腹に、正確さや情報量や密度をたっぷりと損ねた、ニュアンスを著しく欠いたものになるのです。

そんな界隈の底を上げる非常に優れた教材を、あらきださんは作ってくれました。

「基本なんて知っている」と言わずに、なるべく多くの配信者に読んで欲しい。
ここにあるのは知識というよりも、もっと大事な配信者としての「考え方そのもの」です。
そして「考えるススメ」です。

言葉のひとつひとつを、たとえば指先のひとつひとつをコントロールしていくように、感じ・意識し・制御する。

言葉はあなたにとって肉体で、コンテンツはあなたの庭だからです。

誰もが半ば誇らしげに使う用語を使わずに説明する、という離れ業。
それをこなすという、ひとつの実験だとも言えます。


実は私なんかは用語が全く覚えられず、
「PREP法って何だっけ?」というレベルだったりしますが、、、。
(今、間違ってPLEP法と書いてググって確認してから直した 笑)

じつにいいコンテンツです。
こんなにあらきださんを褒めたのは初めて(笑)

では。へちまでした。






いいなと思ったら応援しよう!