言葉を並べること

言葉を並べることは自分にとって
「国語の練習」であり
「世界と向き合う」こと

うまく人と話せなかったり
自分の言葉でものを言えなかったり
言葉が出てこなかったり
そんなことがあって国語の練習として
言葉並べを始めてみた

中学時代から高校時代にかけて
生きる理由とか
死んじゃいけない理由とか
幸せとは、善・悪とは、恋とは、愛とは、とか
いろいろ考えることが増えた
答えが出なくて眠れない夜や
涙することもあった

正解のない思考を重ねていき
自分の言葉で説明してみることは
幼い頃からなんにも1番になれなかった自分にとって
人と比べる必要もなく
自分自身でいられる、生きていく上での
柱になっている

勉強や恋愛や仕事などで
うまくいかないことがあっても
僕にはこの柱が芯にある
心が折れるほど落ち込んでも
言葉を並べることで自分に戻れる
チューニングされる

言葉はいきもの
むしろ新鮮なもの
表出された瞬間に熱を持って
世界に放たれる

言葉は他者に届いて
意味を込められる

自分自身を表出させた言葉が
世界にとってどんな意味を持つのか
世界はどんな意味付けをするのか

他者に定義付けられることで
世界における自分の存在が定義される

僕はここにいる
僕はこういう人間
僕の存在理由

他者が自分をつくる
世界が僕を位置づける

言葉を並べることは僕にとって
「国語の練習」であり
自分の芯であり
「世界と向き合う」ということ

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