写経本キット補足
この度はへびも庵の『写経して作る豆本般若心経』をお手に取ってくださり、本当にありがとうございます。
キットの中には簡潔な説明書のみで、作りにくいと思われる方が多いかと思いますので、補足をつけさせていただきました。
①写経
まずはお写経をしましょう。 様々お作法もあるかと思いますが、へびも庵での豆写経本は、忙しい現代生活の中でも折を見てお写経していただければよいかと思いますので、お好きなペンでしていただければと思います。 ただ、お写経をする前に手を洗ったり、合掌をされるととても良いかと思います。
②お願い事やお名前を記します。
最後のページの右為の下にはお願いごとを記入しましょう。 家内安全、病気平癒等。願主の下にお名前を書いて下さい。
③表紙用紙を線に沿って切ります。
表紙用紙の裏面に鉛筆で切り取り線が引いてあるのでカッターやハサミで線に沿って切ります。
④板紙をのりではりつけます。
板紙を貼る際に表裏があるものでしたら、表(白い面)を貼り付け面にするのがおすすめです。
⑤横部分にのりをつけて紙ごと折ります。
この際のりをつけすぎると浮いてしまったりするので、塗りすぎないようお気をつけ下さい。
左手で板紙を押さえ、右手で下の紙ごと和紙を包むように折り、板紙にはりつけていきます。
片方が終わったらもう片方のサイドもはりつけます。
⑥余り部分に折り目をつけて縦部分も先ほどと同じように貼ります。
先程折り貼った部分のはじっこが少し板紙よりはみ出ていると思います。こちらはそのままでも作ることはできますが、ヘラや爪などで折り目をつけるときれいに仕上げることができます。
(今回のキットは余り部分があまり出ないようになっていますが、多く出る際はここのみにのりをつけて折ったりもします)
折り目をつけたら先ほどと同じようにのりをぬり、下に敷いた紙ごと折り曲げて貼り付けます。
出来上がった表紙、裏表紙は特にどちらがどちらというものはありません。作られたものを見て、気にいる柄の方や、きれいにできた方を表紙にされると良いかと思います。
⑦表紙に本文を貼り付けます。
写経をした本文の1番表の紙(般若波羅蜜多心経と書いてある裏面)にのりをつけ、表紙に貼り付けます。
裏表紙も同様に貼り付けます(お願いが書いてある部分の裏面)
⑧本などに挟んで一晩プレスします。
この工程は飛ばしても大丈夫ですが、一晩プレスした方が仕上がりがきれいになります。
プレスに使う本はそれなりの重さがあればどのようなものでも大丈夫です。雑誌や薄い文庫本では少し軽いかもしれないので、厚めのハードカバーの本などがおすすめです。
⑨表題用シールを記入します。
表題を書いていただいて、バランス等気になりましたらお好みでシールをカットしてください。もっと小さくシールを作りたい、シールの形を丸にしてみたいなど、お好みでアレンジしてください。
⑩表題用シールを好きな場所に張り付けて完成!
真ん中、ちょっと上気味、右寄り、左寄り、どんな形でも大丈夫です。
お好みで貼り付けていただければと思います。
表題を貼り付けたら完成です!
世界で一つだけの般若心経を大切にしていただけると嬉しいです。
お経は持経といって携えることで功徳があるという考え方もあります。お持ちになることも良いかと思います。
もう1冊別の柄で作ってみたい!
お寺でしっかりした写経をしてみたい!など、この先に繋がるものを作れていたらうれしいです。
納経したい!という方は菩提寺などにお問い合わせください。
また、ここがよくわからない、などございましたらコメント下さいましたらお返事からご案内させていただければと思います。
よろしくお願いいたします。