路傍のピクニック読んだよ(読書感想文…というかメモ)

読むきっかけ

この小説をもとにしたゲーム(stalker soc)と映画(ストーカー)を遊んでみていたので、この二つを理解するために買いました。両方の共通点は願いが叶う場所があると噂される不思議な現象の起こる立ち入り禁止区域「ゾーン」に侵入するというところでゲームのほうではゾーンとは一体何かというのを調べていくストーリーで、映画はゾーンを舞台に哲学的な会話するという内容です。ゲームにでてくるアイテムの元ネタと映画の答えを求めにこの小説を読みました

あらすじ

地球に訪れ、地球人と接触することなく去っていった宇宙人の痕跡である「ゾーン」で生成される物品を持ち出す人々の生活やなぜ宇宙人は地球にきたのか、ゾーンとはどのような場所かという内容で、それらが導入部と4つの章にわかれています。

好きなところ1

第一章です。研究所で働く主人公のレドリックが同じ研究所で働く友人のキリールの研究が行き詰ってるのをみてゾーンに行くことを提案し、ゾーンに行って無事に帰ってきたけど、奇妙な蜘蛛の巣に触れてしまったキリールが返ってきた後に心臓発作で死んでしまうという内容です。自分はこの章のゾーンの描写が好きでその中でも「蚊のハゲ」と隠語で呼ばれる重力異常地帯を探すシーンの中で蚊のハゲの輪郭をつかむためにナットを投げるところがゲームでも同じでここから来てるんだなと元ネタが理解できてうれしくなったのと、蚊のハゲにナットを投げ入れたシーンでナットじゃなくて八キロの分銅みたいに音を立てて粘土に小さな穴を残した」という表現が好きでゲーム内だと少しダメージを受けるだった場所が実際は体に何倍もの力が加わる恐ろしい場所ということがわかりゲームの世界観がよりイメージしやすくなりました。

好きなところ2

第三章でレドリックの友人のヌーナンが学者のワレンチン博士となぜ宇宙人は地球に来たのか、ゾーンは人類にどんな影響を与えたかというのを話し合うシーンです。宇宙人の来訪とは何だったのかという会話で来訪はピクニックのようなもので宇宙人からしたら人類は草むらにいるバッタみたいなものでバッタである人類は宇宙人のことやその技術を理解できないしコミニケションもできない、といった内容を話すけどこれが好きなシーンで宇宙の広大さとか人類のちっぽけさみたいなのを感じることができる。それと宇宙人が人類に関心を持たないのは新鮮だと思ったけど森林を伐採するような感覚で地球にきたらめちゃくちゃ怖いなと思う。

まとめてきなあれ

とにかくsocと映画の原作ってだけでうれしい映画の哲学的で難しいこてゃなんも解決しなかったけど映画と同じで希望を持てる内容がいくつかあったから読んでてちょっと元気になる。レドリックの泥臭いというかちょっとひねくれた性格の中でどうにか良く生きようみたいな姿勢は応援されたような気持になるというか友達が頑張ってるような気分になる。綺麗な話ではないから応援したくなる。あと博士の人類は生き延びてきたし、将来も生き延びようとしているから人類は偉大ってところも好き別に個人の話じゃなくて全体の話なんだけどね。あと最後のレドリックが願いをかなえてくれえる玉に対して「俺は悪を望んでるわけじゃない、何も考えることしかできない。すべてのものが幸福になることしか」って感じのこと言うところは好き。自分はいつも被害者面して不安に振り回されているからこのセリフを心に刻んでおきたいね。みんなもっと優しいはずだし、自分自身もきっとそうだよ。


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