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DOA6アップデート無期限休止とかの話
※今回の記事は以前やってたブログからのリメイクになります
【運営】
— DOA6日本公式 (@doa6jp) April 14, 2020
『DEAD OR ALIVE 6』のアップデートは本日のv1.22から先は無期限の休止となります。みなさまへの感謝の気持ちを込めて、『DEAD OR ALIVE 6』運営チームからのメッセージを掲載させていただきます。
これからも #DOA6 をどうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/LKXfnA6tBS
あくまで休止だから! 終了じゃないから!
でも休刊になった雑誌がそのまま復活することなく消えていくのと同じように、アップデート再開の可能性はかなり薄いだろうね。
ライザのアトリエが売れただけに、ここ最近コエテクのテクモの部分がかなり危ない。
発売日が2019年の3月だからざっくり1年ちょうどと、メジャータイトルの格ゲーとしてはかなり短命だった。とは言え一方で「よく保ったほうじゃないかな」と思えるくらい、発売前後からかなり強火のすったもんだの大騒ぎの連続でもだった。
AutomationやIGNあたりが事の顛末を小洒落た感じで書かないかなと思ったけど、記事が出る気配が内ので自分で記録してみることにした。「そこは違うだろ」とか「こんなこともあった」という漏れなどもあったら指摘してくださいな。
それと肝心の格ゲーとして傑作と言えるとここではっきりと明記しておきます。DOA6はちゃんと面白いです。
やわらかエンジン削除事件
発売前からいきなりDOAのアイディンティティの半分くらいが消え失せた。どんな判断だ。
一応言っておくと上記の記事の通り、揺れなくなったのではなく自然な揺れの表現を突き詰めたとなっていて、ゲーム中でもちゃんと揺れます。発売前にこの情報が出た時にはだいぶ気を揉んだ。乳だけに。
ただ前作DOA5LRの「レジェンド設定」ような、偏差値低めなヤケクソ気味のギャグみたいな揺れっぷりも好きだったので、そういう意味で非常に残念。
とはいえ、昨今のe-Sportsブームとかゲームの発売がグローバリゼーション化してきたことで、うるさ方に目をつけられたことがこの事件の発端だと思われる。いわゆるセクシー表現に関する規制だ。
去年一昨年からPS4のゲームではかなり厳しくなり始めており、ちょうどDOA6の開発時期と発売時期とも重なっている。今、SNS上でぶいぶい言わせているうるせえ連中がいるけれど、名指しする日本語は伏せるが英語のスラングではなんてソーシャルジャスティスワーカーって言うんだっけか。
ゲームやらないなら文句言うなよ。
Steam版DOA5LRの時点でやわらかエンジンは削除されたので、まぁそういうことなのだろうなと容易に想像できる。
「代わりと言ってはなんですが、汗とか泥の表現に力を入れました」って言われても、DOAのセールスポイントってそこじゃないでしょって突っ込みたくなった。でも蓋を開けてみれば十分エロかったです。
ちなみにやわらかエンジンはDMMの方のDOAVVに移植されましたとさ。
プレイヤーマッチ未実装事件
言い訳無用の大チョンボです。発売日が2019年3月。ロビーマッチが実装されたのが、ざっくりその一ヶ月後。これ、要は未完成のゲームを売ってたってことだよね。ちなみにDOA6ではプレイヤーマッチをロビーマッチと言います。
自分の場合、格ゲーはプレマよりもランクマの方がメインで遊んでるのでそうでもなかたが、プレマメインのプレイヤーからすれば不満しかないし、そもそも未完成品を売ってるという事実に立腹している人もいた。
後述するコスチュームチケットの件も含めれば、「何としても年度末に発売して売上として数字に出したい」という考えがあって、2018年度末となる3月の発売が強行されたのではないのだろうか。そのように考えれば、発売直前直後のグダグダの背景も見えてくる。憶測の域を出てないけど。
コエテクの営業って頭固そうだし(偏見)、役員陣に至ってはゲームやったことなさそうな連中が雁首揃えてるし。不動産転がすのも大事だとは思うけど、肝心要のゲーム売るのもしっかりやってくれ。
役員専用ドライバーなんて雇ってないでさ。
コスチューム解禁できない事件
DLCではないゲーム中でデフォルトで用意されているコスチュームを解禁するのに設計図と呼ばれるアイテムが必要だった。
だいたい1つのコスチュームにつき、200枚以上必要だった。
これは発売当初はランクマでしか手に入れることができない上に、ランクマ1試合につき得られる設計図は数枚というみみっちさだった。さらには使用していない他キャラの設計図が手に入る始末だった。
お前、本気でこの数で充分だと思ったのか。それともテスト用の値をそのままにマスターアップしたのか。というか他キャラの設計図が手に入るのは不具合じゃないのか。
おかげで初期のランクマには設計図欲しさに、Sボタンを押しっぱなしにしたまま放置プレイしている輩が結構な数はびこっていた覚えがある。
さてこの設計図、すぐに調整が入って常識的な数の入手量になったものの、その後すぐに設計図システムそのものが削除され、代わりにゲーム内通貨のオーナーポイントで購入できるようになった。ちなみにこのオーナーポイント、発売初期ではメガネと髪型くらいしか使用用途がなかった。一体設計図とは何だったのか。
そんなこんなで開発終盤のグダグダとどたばた具合が垣間見れる。ちなみに1回発売延期して、この始末だからね。
さて発売初期では未実装だったロビーマッチも実装されて、設計図の入手数も現実的なものに修正されて、ようやくまともに遊べる体に整えられると、プロゲーマーが配信したりとそれなりに盛り上がるようにもなってきた。
だが、ここまでのやらかしが前座に過ぎなかったことを思い知らされる。この後かなり強火の火種が、この次にぶちこまれることに。
基本無料版、出すの早すぎるだろ事件
まだ発売からひと月も経ってないぞ!
もしかしなくても、DOA6における一番のチョンボがこれ。3月1日のフルプライス版の発売から約2週間に基本無料版配信というのは、フルプライス版を買った人間の立場は無いじゃん。
DOA5Uから始まった基本無料版、これがどんなものかと言うと、基本となる4キャラとアーケードモード、トレーニングモードとランクマッチ、ロビーマッチなどといった対戦モードだけが解禁されているもので、他に使いたいキャラやストリーモードなどがやりたければその都度課金して解禁していくという制限版だ。
ストーリーモードに興味なかったり、使いたいキャラが2,3人程度ならこちらのほうが断然お得だ。
前作DOALRから始められたこの基本無料版、これがかなりウケがよく自分もこちらでプレイしていた。たまにキャンペーンもやっていたりして、キャラが無料で解放されたりもしていた。
もちろんDOA6でもその内無料版は出るんだろうなーと思っていたけど、まさかフルプライス版が出てからしばらくもしない内に出るとは思わなかった。
さすがにこれまでに無いくらいの大炎上。どんな燃えっぷりだったかは検索してみれば出るよ。もう直視できないのでここには載せない。
こんな具合で発売前後からぶすぶすとボヤ騒ぎが続いて薪に絶え間なく火種が注がれる始末だった。ダークソウルの薪の王じゃないんだからよ。
ちなみにこの基本無料版、当たり前だけど購入していないキャラはトレモでも使用できない。トレモで反確を調べたい人は要注意。
とはいえ、発売日にフルプライス版を買ったユーザーが怒りに沸き立っていた一方で、それまでDOA6に興味の無かった人間に興味を持って実際にプレイしてもらえることができたのも事実。
あらかじめ、フルプライス版発売以前に基本無料版も後日配信することをアナウンスしていれば、これほど顰蹙を買うこともなかったのに。もうこの時点で運用がヘタ!
また基本無料版で後続の追加キャラを除いたキャラを7,8人以上課金して解放するなら、フルプライス版を買った方がコスパがよくなるので参考までに。
サイドアタック仕様変更
今回、追加された新システムのサイドステップとサイドアタック。直線的な攻撃を回避しながら反撃できるというアクションだけど、初期は無制限に使いことができたので、結構な猛威を振るった。もうマリーのサイドアタックが強いのなんの
一応サイドステップ中はホールドと同じ判定が出るので投げればハイカウンターを狙えるが、距離が空いたところでステップされまくると手も足も出ないことが多かった。特にマリーがかなり強かった覚えがある。
その後、仕様変更でサイドアタック使用時にはゲージの1/4を消費するように弱体化された。そのため無闇に使うことはできず、主に距離を離したい時に使うぐらいになった。個人的にはこれはかなりいい塩梅だと思ってる。
格ゲーの仕様変更や調整は他のタイトルでもよくあることなので、事件というまでではないけど一応記載しておきます。
髪色変更チケット炎上事件
世界大会「DEAD OR ALIVE 6 World Championship」も無事開催され、アーケードでも稼働を開始。ようやく平和になったかなーって思えた頃に再び火の手が襲いかかった。いいかげんにしろ。
この髪色変更チケット、その名の通りキャラの髪色を変更できるというものなんだけど、髪色を1回変更するのにおよそ110円かかるというもの。
髪色を変更するのにも課金しなければならない云々に関しては個人の価値観によるものなので言及はしないけど、個人的には「髪色を戻すにもゲーム内通貨のオーナーポイントが必要」というのがまずかったこと、つまり髪色が買い切り型ではなかったことが火種になったのではないかと考えられる。
確かにコスチュームは買い切りなのに、髪型は変更する都度に課金というのもおかしな話だよなあとは思う。
なおこの髪型変更の仕様もアップデートで買い切り型へと変更された。
おそらくこれが後述のアップデート休止のトドメになったのかもしれない
新キャラ実装後に間をおかずにアップデート無期限休止事件
シーズンパス4に対応したDLC「キャラクター「たまき」使用権」、「たまきデビューコスチューム」(全5着)の販売を開始!
— DOA6日本公式 (@doa6jp) March 10, 2020
DOAXVVのたま姉が、合気道で華麗に参戦!#DOA6 #DOAXVVhttps://t.co/su0lWWR3ca pic.twitter.com/44eGEbtDQw
DOAVVから逆輸入という形で、飲兵衛で泣き黒子がセクシーな素敵なお姉さん「たまき」が新規参戦したのが3/10。
【重要なお知らせ】『DEAD OR ALIVE 6』運営チームより今後のアップデートについてお知らせいたします。 #DOA6 pic.twitter.com/5l87MRCXkW
— DOA6日本公式 (@doa6jp) March 31, 2020
その後、無期限アップデート休止を発表したのが3/31。
新キャラ参戦から、わずか2週間で盛り上がりに水を差す有様。
時期的に年度末決算とか来年度に向けての動き云々もありそうだが、もうこちらが泣きたくなるくらい運営が下手っぴ……!!
ちゃんと面白いゲームを運営が台無しにしていく
コンシューマゲームもネットワークに接続する必要になったことで、持続的なアップデートが行われるようになった昨今、買い切り型のゲームにも運営という存在が必要になった。
そのためどんなにつまらないゲームでも後々からのアップデートで多少は遊べるものになることも稀にあれば、どんなに面白いゲームでも駄目な運営がゲームそのものも駄目にしてしまうケースもある。
今回のDOA6は間違いなく後者だし、兎にも角にも運営の想像力不足と稚拙さが目立った。しかしながら発売当初に問題とされた要素は後々のアップデートでちゃんと修正されたという点は評価できる。無茶苦茶なことやらかしてそのまんま、というゲームの方が多いからねえ。
この1年間のてんやわんやの大騒ぎはDOA5LAからプロデューサーが交代したのも一因ではないかなとは思える。インタビュー読めば新堀PはDOAを大切にしているのは理解できるけど、運営の音頭取りは正直言ってあんまりとしか言いようがなかった。
DOAは好きだし、続編も出せるなら出して欲しい。KOFコラボも良かったし(でもクーラの強い中下段択は許さねえ)、DOA6UとかDOA7を出せるなら出して欲しい。PS5でばるんばるん揺れるの見たいでしょ? 俺は見たい
でもそれ以前に今回、どういう経緯でアップデート無期限休止に至ったのかということも説明してもらいたい。もう随分と日の経った今じゃ無理だろうけど。これまでのやらかしの積み重ねもあるだろうし、もしかしたら昨今のウィルス禍といった世界情勢の影響かもしれない。他メーカーはそのあたり明記しているところもあるし。
DOA7が出せたら、この経緯もインタビューされたりするのだろうか。
株主になれたら、株主総会とかでそのあたりを詰めていける機会はあるのだろうか。シブサワ・コウこと襟川陽一に「DOA6のあの体たらくどういうことじゃい」って詰めてみたい。
ゲーム会社の株主になったら面白そう。
アップデートされなければプレイする気にはなれないのか
ストリートファイターⅢ 3rdが今でもまだまだ熱を帯びていたり、世紀末バスケこと北斗の拳ACが未だに所々で核の炎に包まれていたりする。これらのようなネットワーク接続が常ではなかった頃のタイトルと比較するのは違和感があるとは思うが、
アップデートの予定がなければ、どうして終わったタイトルになってしまうのだろうか。そういったこととゲーム自体の面白さはあまり関係は無いのではないだろうか。
DOA6、アップデート予定がないのが寂しい人もいるはずだけど、老いた格ゲーマーが揃うゴジラインでは「調整によるナーフを恐れず、強い技を振り回せる」というところに興奮してる。
— GZL|浅葉 (@asabataiga) February 1, 2021
もちろんアップデートや新作があるとしても楽しいんだろうけど、環境が固定されていると練習しやすい気がする。
また今後のアップデートが無いと明言されているということは、これからの自分のやり込みが裏切らないということでもあるし、そういった面では安心してプレイできると思う。
最近あったでしょ。GBVSのアップデート内容には納得はいってねえからな、俺は。
格ゲーとしてはちゃんと面白い
空中コンボのダメージ加算が無くなったとか、上中下段択が鉄拳に比べて複雑すぎて防御する側が運ゲー気味なってるとか、サイドアタックの是非とか、ステージギミックが一部強力すぎるものがあるとか、ひとまず横に置いとくとして。いや不満点多いな。
繰り返しになるようだけど、格ゲーとしてはちゃんと面白いです。これまでに述べたゲーム中の炎上した点も解決されてます。
今更の話になるが、いわゆる「当身技」である「ホールド」が全キャラ共通のシステムとなっており、地上やられ中にも出せるのでいつも同じようなコンボをしてたら手痛い反撃を喰らうことになる。そこから如何に相手にホールドさせないコンボ選択をするか、あるいは相手のホールドを誘って投げで補正を切って火力を上げるか。そういった読み合いがDOAの一番の醍醐味だ。
今なら、旧正月セールもやってるよ!
#DOA6 PlayStation Storeにてセール実施中📢
— DOA6日本公式 (@doa6jp) February 3, 2021
・DOA6 DL版(通常版、デジタルデラックス)
・シーズンパス1~4
実施期間:2021年2月3日(水)~2月17日(水)#PS4
※#PS5 でも遊べます pic.twitter.com/DvdU89DJD3