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#2 どういう家を建てたいですか?
ハウスメーカーか工務店か議論
永遠の議論として、持ち家か賃貸かの先に表題があります。その人の考え方や求めていること、予算とか様々な選択ポイントがあると思いますが私はハウスメーカーを選びました。
なんでかというと、いま住んでいる建売り住宅の戸建ては工務店が建てたもの。満足した暮らしはできているんですが、自分で建てるなら鉄骨住宅にしたいと考えていました。そうなると、ある程度限られてきます。
下調べした結果、住宅展示場に出向く前からほぼヘーベルハウスか積水ハウス、と心は決まっていました。
住宅展示場での注意点
これは後から知ったんですが、展示場で営業マンが一度つくと他の展示場に行こうが担当が変わらないそうです。
それは知らなかったけど、最初のアンケートは個人特定できないくらいの情報がいいのかもしれません。
とりあえず、どんな間取りや設備が最新なのか片っ端から見てみようと考えましたが展示場を回るのも時間かかるものですね。幸いにもヘーベルハウスでついた担当者は他社メーカーよりも信頼できると感じたので、運がよかった。
優秀な営業マン紹介します、の罠
「優秀な営業マン紹介します!」という家系YouTuberも多くいるみたいですが、ナナメから見てしまう私は「紹介料が発生するんだろうな」と捉えてしまいます。
例えばヘーベルハウスだと、知人を紹介すると1件あたり10万円の紹介料がもらえます。さらに2件、3件となるとその紹介料は増額していきます。
実際に優秀な方を紹介してくれるんだと思いますが、自分との相性がどうかってわからないですよね。
優秀さに関しては共通認識を持ちやすいですが、個人との相性はその人しかわかりません。
私は、いくら優秀でも自分にとって話しづらいとか、やりづらかったら嫌です。ましてや紹介となるとややこしい。
だから私は自分で出向いて出会う、それが一番と思いました。アンケートには十分気を付けつつ、いいと思う人に会うまで自分で動いてみることです。
もし私の担当を紹介して欲しい、というご依頼がある場合はもちろん紹介します。その場合は、紹介料を折半するとか方法を考えたいと思います。
値引き交渉は本当にお得なのか
土地は契約後、ほとんど担当者と係わりを持つことはないと思いますが、ハウスメーカーは違います。
家の契約をしたあとも、建てるまで、さらにはメンテナンスでもみっちりとお付き合いが続いていきます。
仕事柄さまざまな交渉ごとをしていることもあり、最初からハウスメーカーに対してあまりゴリゴリの値引き交渉はしないつもりでした。
他のハウスメーカーの見積もりを見せて、こっちにはその逆を見せて…と交渉する方もいますが、前述の通り長いお付き合いになるんです。
それなら、他社と比較させてというよりは他の事柄でお互いのメリットに繋がるような交渉をしたほうが良いと考えました。
人間同士の付き合いなので、自分がされて苦しいと思うことはできるだけ避けたほうがいいお付き合いができる気がしています。但し、コストカットできる部分はしっかり話し合って値引きも無理ない範囲で実現できました。
将来設計を聞いてきた担当者さん
実は正直なところ、ヘーベルハウスの担当者は他社の営業担当と結構違うタイプの方だったので少々戸惑いました。
他社では家族構成とか家を建てるきっかけなどほんわか聞きながら、こんな素敵な間取りが〜とか展示場の住宅そのものを案内してくれるスタイルがほとんどでした。
ところがヘーベルハウスの担当者Yさんは、最初からコアなところを聞いてくる。家づくりで重視しているポイントはどこかとか、どういう家でありたいか、20年後、30年後、老後の暮らし方をどう考えているのかなど。そろそろ展示見せてくださいよと思いつつも、私にとってヒアリングされた内容がまさに、まさにの話だったので対話を進めていきます。
そう、家づくりで最も重視するのは「安心・安全」な家を建てること。30年経つと上モノは評価されないといわれているので、80歳くらいになって高額なリフォームをするのも嫌だし売却するにしてもその頃には評価額がグッと下がるだろうなと考えていました。
保証期間の長さから考えてもヘーベルハウスが第1候補だったので、間取りがどうこうという話より、最初からそうしたコアな話をしてくれたYさんとウマが合いました。
いま、老後は最低でも一人あたり2,000万円が必要といわれていますが、実際に私たちが老後を迎えたとき、もっと必要額は上がっているかもしれません。
子供のいない夫婦ふたりの将来を考えた計画は、下記でした。
・動けるうちに稼げるだけ稼いでおく
・ローンが組みやすい年齢の内に終の棲家を建てる
(しかも低金利で)
・いざ施設が必要なお年頃になったら家を売却して
その費用で高級老人ホームに夫婦で入る
建材の高騰などで建設費が高騰し、家を建てる人が減ってきているといいます。かといってしばらく世界情勢は不安定ですし、1−2年待ってもさほど状況は変わらない気がしています。
また、買うのが高ければ売るのも高い。
いま住んでいる建売りの戸建ては14年ほど経ちましたが、購入時とほぼ同じか少しお釣りがでるくらいで売却できそうです。住み替えに最適な時期だろうと判断しました。
決め手となったのは担当者Yさん
話がちょっと飛んでしまいましたが、もともとヘーベルハウスを建てる意欲が高かったこと、加えて出会った担当Yさんが信頼できる人だったことが決め手でした。
土地選びに関しても、こちらが「ここ良さそう」と安易に思っても様々な角度からご自身の意見を率直に言ってくれます。「正直、私だったらこのお土地は選びません。」とかそりゃもうきっぱり。もちろんなぜ選ばないかも事細かに教えてくれました。
この土地だったら、希望している施工のこれは諦めないといけない、逆にこういうプランだったらできる、などトコトン付き合っていただきました。(本当にありがとうございます)
冷静に考えると、ハウスメーカーの営業って大変ですよね。高額な買い物だから気を遣うし、契約前はもちろん契約後にプラン決まるまで、そして引き渡しまで半年以上とこれまた長い。その間に新規顧客も取らないといけない。
買い手としてサポートできるとしたら、できるだけ新規獲得の邪魔にならない時間帯で打ち合わせを設定する、可能な限りこちらでも調べてプラン考えて、質問あればまとめてメールするなど進めておく、といったところでしょうか。
高い買い物なんだからそんなこと考えなくていいよ!という人もいますが、やっぱり人間同士のお付き合いだからお互いに思いやって、そして素晴らしい家造りの体験になれば嬉しいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
次回は、間取りについて書きます!