WORDで同人誌を作ってみよう5 -校正
書き上げた文章の校正って、皆さんどうされていますか?
私はとにかく読んで、読んで、読んで・・・だったのですが、
最も頼れる相棒に今更気付いてしまったんです。
Wordの校正機能
今回はこの機能について触れてみます。
Wordの校正ってあの、赤色や青色の波線が出てる鬱陶しいアレ?
そうです、ひたすら目障りなアレです。
このページで出来ること
・機械的なチェックを行う
・スペルミスのチェック
・商標登録された文字のチェック
・何かもう色々!
では早速校正を行ってみましょう。
文章校正をするには
校閲タブ>スペルチェックと文章校正
おそらくですが、初期設定のままだと死ぬほどチェックが入ると思います。
これが嫌で長らく私もこの機能を使っていませんでした。
もしこの機能にもっと早く気付いたら、あんな恥ずかしいスペルミスを未然に防げたのに・・・(/ω\)
というわけでカスタマイズの方法です。
カスタマイズをするには
ファイルタブ>オプション>文章校正
初期設定は「通常の文」となっているので、ここを「ユーザー設定1」など任意の項目に変更して、横の「設定」ボタンを押下してください。
誤りのチェック
・入力ミス(多め)
・同音語誤り(少なめ)
・誤り語・誤り表現(チェック)
・仮名遣いの誤り・旧仮名遣い(チェック)
表現の推敲
・くだけた表現(会話文で怒られるのでチェックなし)
・「の」の連続(チェック)
・その他の助詞の連続(意図してのことがほとんどなのでチェックなし)
・助詞の用法(同上)
・重ね言葉(同上。恐る恐るとかも怒られるので)
・当て字(同上)
・副詞等の呼応(同上)
・あいまいな表現(たまにやらかすのでチェック)
・「が、」の多用(たまにやらかすのでチェック)
・連用中止形の多用(意図してのことがほとんどなのでチェックなし)
・二重否定(同上)
・文語調(同上)
・受動態(同上)
表記の揺れ
・揺らぎ(カタカナ)(伸ばし棒をつけたり間違えるのでチェックあり)
・揺らぎ(送り仮名)(細かすぎるのでチェックなし)
・揺らぎ(漢字/仮名)(細かすぎるのでチェックなし)
・揺らぎ(数字)(細かすぎるのでチェックなし)
・揺らぎ(全角/半角)(半角を打つことがないのでチェックなし)
表記の基準
・漢字レベル(チェックなし)
・常用漢字外の読み(チェックなし)
・送り仮名の誤り(チェックなし)
・送り仮名の基準(チェックなし)
・仮名書き推奨(チェックなし)
・文体(チェックなし)
・カタカナ設定(チェックなし)
・英文字設定(チェックなし)
・句点(チェックなし)
・読点(チェックなし)
・商標・商品名(チェックあり)
一覧で画面ショットが取れなかったので、細かに書き出すとこれくらいです(かっこの中が私の設定です)。もちろん全部にチェックを入れると、それは手厚いフォローが得られます!
得られますが、超うざ・・・失礼、超お節介。
ですのでここは、要不要をカスタマイズすることをお勧めします。
色々と校正をして、お節介を感じると都度調整していけばいいかと思います。
上記サイトがとてもまとまっていてわかりやすかったです。
カスタマイズのおすすめ
もう一点。個人的におすすめなのが、オプションのこのチェックです。
ここにチェックを入れると、英語の場合「この文章の読みやすさは何年生レベルです」というエグイ採点をしてくれます。・・・怖すぎる!!
ただ日本語の場合、そんなすごいことはできず、機械的な読みやすさの評価を出してくれます。
平均文長が長すぎないか、漢字が多すぎないかなど、目安程度には確認できます。もしよければ是非試してください。
ちなみにこの評価は、入力チェック→揺れのチェックが終わった後表示されます。
目障りな赤線、青線
Wordで表示される赤線、青線に心を乱されたことはありませんか?
はい、私です。
何なの、人の文書にチェックして。もう何が気に入らないの!!
と、そんな嘆きを解消するための方法をおまけに。
その前にまず線の種類の意味を。
赤線:スペルミスの可能性大(この文、やべぇよ! 超エラーってるwww)
青線:校正するとエラーになる(んーーー、好きじゃない)
こんな違いがあるのかと勝手に思っています。(勝手な解釈ですみません)
まぁ別に表示されていても問題ないよって時はいいのですが、締め切り前で内心辛抱たまらん時ってありますよね。
その時は消すことも可能です。
ここのオプション画面でチェックを入れてください。
上にチェックを入れれば赤線が、下にチェックを入れれば青線が消えます。一度お試しください。
アメリカ産のWord君ですので、この校正機能できることは本当に機械的な文法チェックしかできません。けれど、本気でこの機能は使えます。
あるかないかで言えば、断然ある方がいいです。
使えるものは何でも使いましょう!
もちろん、その結果を鵜呑みにしてはいけません。物語として矛盾がないか。文法ではなく日本語としてちゃんと意味が伝わるか。
最後は自分の目でチェックすることが大切です。