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技術士事務所の仕事部屋(第7回)

ハイブリッドロケット打上げの結果

 3月15日 15:40に打上げが実施されました。結果は残念ながら予定通りにはいきませんでした。Youtubeのダイジェスト映像をご覧ください。

映像では落下後に火が見えますが、上昇時の軌跡を確認するための発煙筒が着火したので燃えたのではありません。

回収後の機体

 報道各社の取材が終わった後に機体を見せてもらいました。

白いテープのようなものがパラシュートのリーダー


手前の黒い流線型の部品がパラシュート格納部のふた


パラシュートが出ている

初見での推定原因

 機体回収後の機体の状態から初見での推定原因の説明がありました。打上げ直後のランチャーのガイドレールから飛び出す前に、何らかの理由によりパラシュート格納部のふたが取れてしまった。ふたが取れるとパラシュートリーダーが出ていき、その後のパラシュートが露出してしまった。そうなると空気抵抗が生まれるのでロケットは上空へ飛ばすに迷走して砂地へ落下したとのこと。

今後

 大学研究室で機体などを解析して原因を特定して改善項目をまとめて次の機体に活かすとのことです。

ロケット打ち上げ地の海岸


 辺塚海岸はとにかく辺鄙なところで、最寄りのドリンクの自動販売機まで車で20分かかる。

日本本土の海岸じゃないような白い砂と青緑の海、海は太平洋


ベンチに腰掛けてボーっとしながらビールを飲みたい

 ベンチの後がわはキャンプができますけど、木陰が全くないので夏場は非常に暑く日焼けは避けられないらしい。テントやタープが必要なところ。ちなみに、道幅が狭いので軽トラや軽自動車ならここまで来れる。

 ロケット発射実験は残念でした。打上げ支援業務で当日は交通整理を担当しました。打上げ時は見学エリア(といっても打上げ発射点から直線で2キロ離れている)から見ることができました。なかなかできない経験なので有意義でした。

この先も色々な形で支援していきたいと思います。



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