自動車の積載の制限の見直し
ちょっと期間あいちゃいました。
港北重工"K"です。
前回書いたように、このプロジェクト前から構想を練ってたんですよ。
ベース車はやっぱり人気のハイゼットかな?ジャンボ人気のようだけど、荷台狭くなるからやっぱり通常キャブかな?
などと購入を真剣に考えてたんですが、2021年末になんとモデルチェンジが!!!
まじか。
幸いボディは変わらず(フロントデザインは変わったけど)、駆動系と安全装備が中心なのかな?ほ~~、新しいCVTってどうなんだろう??
って情報収集していたら、さらに年明けには
なんと自動車の積載の制限の見直しですって。
ええっ??
積載できるサイズが緩和されるのか~~
デザインやら構造やら製造法をいろいろ研究していたのですが、そもそもの寸法変わるんかい??
ってことで、具体的な内容を見てみます。
道交法の改正令
2022年5月13日から道交法の改正令が施行され、積載についての規定が変わった様です。
改正前は、車体幅から積載物のはみだしは不可でしたが、改正後は車体幅の1.2倍までOKになりました。
また長さ方向は車体長の1/10から、2/10にはみだしが緩和されました。
但し、前・後ろそれぞれ1/10(計2/10)です。後ろ2/10ではないので注意ですね。
図解にすると、こんな感じですねぇ。
軽だと高さはMax 2.5mですがね。
図ではアオリの上から荷物が飛び出していますが。
車体幅より広いボディと言えば、こんな感じの…
おお、かっこいいですね!AZ-MAXさんのLa.kunnです。
スムーズなボディワークはさすが!
軽トラキャンカー
軽トラックベースのキャンピングカーを作る時には、
①キャンパーシェルを積載物として設定。
ナンバーは4ナンバー。構造変更は不要。
乗車定員2名(軽トラですから)、就寝定員は寝具により2~4名。
シェルサイズは全長の1/10まで延長可能。
(シェル含めた全長3.74m以内)
軽貨物自家用登録の場合、自動車税は年5,000円。
②構造変更し 軽8ナンバー登録。
乗車定員4名以内(軽は4名まで)
就寝定員は寝具により2~4名。
ボディサイズは軽規格以内(全長3.4m以内)、はみ出しなし。
キャンピングカーとして認証されるには、就寝設備・調理設備・給排
水等に規定があります。
軽8ナンバーは、自動車税6,600円。
③構造変更し 白8ナンバー登録。
ボディサイズは軽規格を超過した場合、軽登録はできないため白ナンバ
ーの特種になる。
乗車定員や就寝定員の制限は緩和されます(8ナンバー・キャンピング
カーとしての要件があるのでご注意を)
但しシャシーのサイズから、サイズを大きくするのには限界があると
思われますね。自動車税は2t以下で12,600円だそうです。
実際には乗車・就寝人数や税金の他、重量税や自賠責、任意保険(8ナンバーは制約があるかも)等も含め、総合的に維持費を考えた方がよさそうですね。タイヤの摩耗もあるし(重いからね)、交換頻度とかは増えそうです。
軽は4ナンバーでも2年車検なので、上記①~③どれも車検期間の差はないですね。
先ほどのAZ-MAX La.kunnは、幅が広く長いので(1720㎜×3700mm)③のタイプになりますね。
従来軽トラシェルタイプは①のサイズ感だったんですが、先ほどの改正により1.48mの1.2倍なので1.766m。
AZ-MAX La.kunnより広く、デリカD:5が車幅1800なのでこのくらいのサイズ感が可能になりますね。
なんでもミラーで視認できる範囲を考慮して決まったようですが、
こんな牽引用延長ミラーが必要になりそうですね。
今後はこの様なワイドボディが主流になるのかしら??
全高は2.5m(荷台上で1.9m程度)なので、バルクヘッド部分を除くと立方体に近いプロポーションになりますね。
テールライト・ウインカー・ナンバープレートが隠れるような積載は不可なので、注意が必要です。
昨年末にハイゼットもモデルチェンジしたので、これから新しいスタイルのキャンパーが続々出現する予感!