見出し画像

漫画読みに訪れる"二つの目覚め"

コロコロ生まれジャンプ育ち、関林ジュンが好きな奴は大体友達。どうも、ヘヴィです。

今回はタイトル通り、"漫画への目覚め、漫画好きとしての目覚め"ということについて語っていこうと思います。

私の漫画との出会いはコロコロコミックの定期購読です。デュエマとギャグ漫画が好きで熱心に買ってました。特に好きだったのは『ボクはガリレオ』ですかね。懐かし。

そこから時は流れ、私もコロコロを卒業し少年ジャンプへと移行しました。『ONE PIECE』は友達の家で夏休み全ツッパで読破し、そのままスムーズに週刊で追っていました。

ジャンプを読んでいた私ですが、実は当時そこまで漫画にハマっていた訳ではなかったんですよね。「周りも読んでるから」といった風で、何処か熱がないような。

さて、中学二年の11月辺りでしたかね。この頃に漫画アプリ"マンガワン(当時は確か裏サンデーだったかな?)"がリリースされました。絵柄が気になってどうしても『モブサイコ100』が読みたかった私には願ってもない絶好の機会。
リリース記念でSPライフが100個配布され、読み耽りましたよ。


『ケンガンアシュラ』をッッッ!!!!


「...いやモブサイコちゃうんかい!」って感じですが、イカつくて漢らしい格闘漫画に触れてこなかった私には衝撃的だったんですよ!躍動感溢れる絵に一癖も二癖もあるギャグ、そして一人一人個性的なキャラクター。

一日で読んじゃって、その後も余韻に浸るほど。「来週が楽しみだ」と漫画で思える日が来るとは、正直小学生の頃は思ってもいませんでした。どっちかというと完全にゲームっ子だったんですよ、昔から。
それでもそこからはWeb漫画を読み漁って、学校で「○○読んだ?」「○○って漫画アプリあるんだよね」みたいな会話を毎日してました。青春っすね。

これが私の"漫画への目覚め"です。自発的に熱を持てて、色々な方面へ手を伸ばせる。漫画界に興味を持った、そんな感じでしょうか。

さて、それからも定期的に漫画を読んでいた私ではありますが、高校に入学してバイトを始めた頃、とんでもない漫画に出会います。


\全漫画で一番面白い漫画は何だ!!/

\ドドンドドンドン!!/



はい、『キングダム』ですね。


ヤングジャンプ連載で某バラエティ番組でも特集された、もう説明不要の超人気漫画ですね。ふと興味が出て母親に

「お金渡すから『キングダム』の1〜4巻買ってきて」

というパシリをかましたのが始まりでした。今思うと何様だよって感じだな。

いやぁ、面白すぎたわ...。Webの少し変わった漫画をよく読んでいた私にとって王道は逆に新鮮で、どんどん広がる世界は俺の男心を昂らせてくれました。
戦の描写は泥臭く、泣かせるシーンは微細な心情の動きも欠かさない。個人的に最初に4巻まで手をつけたのも良かったと思います。

そこから一気に全巻買って、一週間足らずで読み、その後も何周もして、私の心に一つの願いが現れました。

「この漫画もっと身内で流行ってくれねえかな...」

早速いつも遊んでいた友達に話しました。「一応名前は知ってるけど...」という感じで、誰も読んだことはありませんでした。

「いや、全巻貸したるから読んでみろや!」

横暴な台詞に見えますが、しばらくしてから感謝されました。

「想像よりもメッチャ面白かったわ」

こう言ってもらえたのです。作者でもないのに何だか嬉しくなったのを今でも覚えています。自分の心を動かした漫画が、同じように他者へも影響を与えたのだと。

家族にも布教したところ、元から漫画をよく読んでいた両親はどハマり。母とは同じタイミングで感想を共有し合い、その後父に二人がかりで布教。何故かカレー屋で読んだ父親は帰るまで待てず、家に全巻あるというのにマンガ喫茶へ足を運んでいました。

きっとこの時に"漫画好きとして目覚め"たのだと思います。自分だけでなく、この作品をもっと多くの人に読んでほしい。漫画を読むようになったからこそ色々な漫画を教えたい。最早使命感にも似た激情のままに、漫画を勧めていました。

当然漫画は買いまくり、その都度友達や両親に貸しました。ネタバレにならない程度に感想も添えることを忘れない。少し大袈裟かもしれませんが、漫画界に貢献出来ているような喜びも感じましたね。


さて、長々と語ってきましたが、きっとこの記事を読むくらいの皆様にもあったと思います、この二つの目覚めが。
そんな自分のルーツを辿ってみるのも案外楽しいかもしれません。「根っこではやっぱりこういう漫画が好きなんだなぁ」という再確認にもなるかと。

じゃ、私は灼熱カバディ読んで寝ます。それでは。