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レオ・レオニ展@板橋区立美術館
ずっといつ行こうかなぁと悩んでいたレオ・レオニ展。会期が年明けちょっとくらいで終わってしまうことを、春待ちの人と話していて思い出した。この時期の1カ月なんてあっという間に過ぎる。行ける時に行っておかないと後悔するなぁということで、思い切って行ってきた。
板橋区立美術館はおろか、たぶん記憶のあるかぎり、板橋区を目的地にして出かけるのは2回目くらい。かつて大学生だった頃は、ほぼ毎日使っていた三田線も、何年か前に縁切り榎に行った以来使っていなかったので久しぶり。
少し手前の高島平駅近くに、気になるパン屋さんがあることも知り、ついでだから子どもたちを送ったあと出かけて途中下車することにした。下田流、という名前のパン屋さん。これはあとで別にnoteに書こうかな。
パン屋さんは駅から歩いて5分ちょいくらいだったのだけれど、美術館はまあまあ遠かった。しかも、駅から歩道橋のアップダウンのある道を歩かなくてはならず、たどり着くまでに結構体力を削られた。お天気良くて、日向はそこそこ暖かかったからよかったものの、極寒だったりお天気悪かったら泣いてたと思う。到着して、買ったパンをロッカーに預けたんだけど、帰るときロッカー開けたら焼けたパンのめちゃくちゃいい匂いで満たされていて思わず深呼吸してしまった。笑
レオ・レオニ自体はフレデリックが好きで、でもそれ以上にレオ・レオニ自体のことは知らないし、そこまで作品も網羅しているわけではない状態で行った。なので、初めて知ることがたくさんあった。図録はもちろん買った。細かいところまで覚えてられないからな。。。
レオ・レオニ自体は裕福なおうちの生まれだったらしく、有名な作家の絵画が身近にあったり、広告や雑誌のデザインもやっていたり、可愛らしい絵本の制作にたどり着くまでに結構色んな手法でアートに関わっていたことを知った。はらぺこあおむしの作者、エリック・カールをはじめ、他のアーティストとの交流も多くあったようだ。
そしてあの絵本の原画たち。イラストなのかなと思っていたら、そうではなく、切り紙だったり、画材も色んなものを使っていたり、実は原画がすごく立体的で、印刷された絵本ではわからない質感が原画を見ることで感じられた。
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写真撮影はオッケーなんだけど、あんまりたくさん載せすぎるのはよくなさそうなのでほどほどに。原画がそこそこたくさん展示されていたので、あの絵本の原画ってこんなんなってたの!?みたいな発見も面白かった。
前半の、レオ・レオニってこんな作品もあるんだ…っていう驚きもあった。風刺画とか。ちょっとダークな感じの作品とか。グラフィックデザインとか。
色んな形のアートに触れられた、という意味でも見応えすごかったなぁ。区立美術館だからなのか、入場料が650円だったんだけど、安すぎませんか!?ということで、グッズでお金を落としてきた(単に欲しかっただけ)。ミニキャンバスとか、アクリルマグネットは覆面で何が出てくるか分からないタイプだった。クリアファイルもたくさんあった。とりあえず図録と、今回の会場限定のやつをメインに厳選して購入。まだ開けていないので、どれが入っているかワクワク。
これを書いたあと開封したら、個人的には当たりなやつでホクホクした気持ちになった。かわいい。
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絵本以外の作品を、レオ・レオニのイラストと仕事の遍歴をたどりながら知ることができた。絵本のようなタッチになるまでに、多様な色合いの絵画やデザインを経てきたようだった。色んな表現ができて、すごいなぁ。
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映像もあった(レオ・レオニが話しているやつ)んだけど、30分かかるっていうので帰る時間も考えて諦めた。ちなみに自分で置いてある箱の中から好きな紙を選んで切り貼りしてスイミーを作るワークショップコーナーもあった。誰かと来ていたらやったら盛り上がりそうだったし、子どもと来たら楽しめそう…あでも展示は大人向けだったからどうかな。おうちで子どもとスイミー作ろうかな、素材集めといて。
しかし、次に来るときがもしあれば、車で来たいかな。それくらいには駅からの道がなかなか険しかった。そもそも、我が家から電車で1時間かかるところだし、駅に着いた時点でまあまあ疲労が溜まっていたこともある(寄り道したせいもある)。気晴らしのお出かけには、ちょうどいい小旅行だったかも。
帰りがけ、精肉加工場?でお肉などを直売していたので、和牛ハンバーグの冷凍されたやつを試しに買ってみた。後日、家族の夕飯に出すつもりなので、美味しければ今度はまとめ買いしに来てもよさそうだな。
会場のコインロッカーのところに、いろんな展示会のポスターがあって、その中に谷川俊太郎のやつがあった。気になるなぁと思って、会場はどこか見てみたら、新潟。会期は4月あたまくらいまで。
もう寒くなってきているから、新潟あたりに行くなら車は厳しいだろうなぁ。でも行きたいなぁ、なんて次なる延命材料を検討しながら、電車に揺られて帰宅。いい1日だった。
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