CRYSTAL PALACE
めちゃくちゃ気になる展示をまた見つけてしまった。ウランガラスで、各国にある原子力発電量に比例した大きさのシャンデリア作品を展示するってやつ。発想がすごいし、なによりウランガラスの色味がとても個人的には刺さる。色味で言うと、ヴィランズみたいだよね。原子力に対するある種の反抗的メッセージを感じつつも、ウランガラスってやつが気になりすぎて。
というわけで、数年前の蜷川実花展以来の虎ノ門ヒルズへ。前回は会場しか行かなかったのだけれど、今回は手土産を買う必要があったのと、移動の動線に赤坂おぎ乃さんの生どら焼屋さんがあったので立ち寄る。結局、手土産はバレンタイン用のほうしか買えなかったので（心惹かれるものがなかった）、地元駅で別途用意した。おぎ乃さんの生どら焼は、夫から一口ずつもらうことを前提に購入した。どうかなー、美味しいかな？
店頭で焼いているパフォーマンスもしていたけれど、商品自体は奥のプライベートゾーンになっているところに山積みになっていて、そこから注文分を出してくる形式だった。ので、焼きたてを買えるというわけではなさそう。あと要冷蔵品なので、持ち歩き時間も要注意って感じ。
お昼時になるとあちこち混みだしそうな気がしたので先に買い物を済ませて、ウランガラスの展示へ。3階のアパレルフロアの端っこにベイクルーズが運営しているギャラリーがあって、そこでの開催だった。入り口がちょっと怖くて、入るの躊躇ってたらめちゃくちゃ綺麗なお姉さんに微笑まれて誘われた。
事前にXで繋がっている人から、会場は小さめと教えてもらっていたのだけれど、確かにアパレルのフロアの端っこでひっそりやっている感じだった。サッと見て終わりにしてしまえば、たぶん10分もかからずに見終えてしまうような感じ。わたしはすべてのシャンデリアを下から、斜めから見たから多少時間がかかったけれど。それでも虎ノ門ヒルズにいたのは、買い物も含めて1時間弱だったかな。
ウランガラス、というものをちゃんと見たのは初めてだと思う。たぶん、ブラックライトでこの色味になっているのではないだろうか。欲を言えば、会場をもっと遮光してくれたら、発光したときの色味が綺麗に出るだろうなぁ。安全上の問題とか、あるんだろうけれど。見に行ってよかった、とっても綺麗で、シャンデリアの下には、シャンデリアの大きさに比例した量の原子力を保有している国の名前がぽつん、と書かれていた。いちばん大きかったのは中国。ロシア、ウクライナ、北朝鮮、韓国などなど。でも公にしていないだけで、どこの国もどこかに原子力の何かは持っているよなぁなんてぼんやり思ったり。リーフレットが550円だったのもあり、購入したら丁寧に包装されて恐縮してしまった。無料で視ることができる展示だったので、きれいなもの見せてもらったお礼も兼ねて。
虎ノ門ヒルズなんてこういう予定がなければ行くことがないし、気分転換にもなった。まだ3月末くらいまで見たい展示がたくさんあって、どうやって時間を作ろうか悩んでいる。