抜いちゃダメだ 抜いちゃダメだ 抜いちゃダメだ
タイトルは某アニメのセリフのパクリ・・・。
いっとき利用させていただいた美容室のメニューで
「鼻毛のワックス脱毛」
というサービスがあった。
鼻毛を生やしているキャラクターといえば、
「天才バカボン」のバカボンパパ。
よく考えるとけっこう大胆。
料金はワンコイン。
バイクに乗ると、
外気を吸いやすくなることから
脳は空気が汚いと判断し、
鼻毛の発育が早くなるようだ。
一度に脱毛するのも面白そう。
興味を持ち
どんなメニューなのかオーダーしてみる
ブラジリアンワックスを塗りたくった
綿棒のような棒を鼻の穴に突っ込まれ、
3分ほどして固まってきたところで
一気に抜かれるという。
「3.2.1.ハイっ！」
ブチ ブチ ブチィ
「うぎゃあああ」
と、断末魔の叫びをあげた。
ワックスの塊には、つい先ほどまで、私の鼻の穴に生えていた鼻毛達が・・・。
鼻血も少し出ていた。
涙も出た。
その代わり、私の鼻の穴はスッポンポンになった。
しかし、後になって
鼻毛は、自家製のエアークリーナーに相当するようで、
本来は抜かないほうが良いらしいと気が付く。
髭はマスクで擦れそうな顔を守るためのバンパー
眉毛は額からの汗が目に入らないための防波堤
耳毛は人の話を聴かないための耳栓（？）
必要だから生えているのだろう。
そのため、鼻毛のワックス脱毛は二度と依頼することはなかった。
鼻毛は人には見られないよう、隠密行動を取らせるために、
正面からは見えないように鼻毛ハサミで手入れをしている。
やっぱり貝印！
先端が丸くなっていて、鼻腔を傷つけにくくなっている。
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