毎週、名古屋弁講座のコーナーを楽しみにしていた
「大人気(おとなげ)セミナー」
https://note.com/heavenly_king/n/n5ca8f81c2216
番組のエンディングで
ヨレヨレの服を着てボサボサ髪をハンティング帽に収めて
ガサガサの声で歌うボーカルのグループが印象的だった。
グループの名前は「憂歌団(ゆうかだん)」
ブルースバンドを直訳したという名前。
まさに、名古屋なら駅西から笹島あたり、
大阪なら、西成区のあいりんから紛れ込んでこられたような佇まい。
歌う歌は
「パチンコ」
「おそうじオバチャン」
などなど。
番組の放送されていた80年代の中盤、世の中は、
「一億総中流」という流れで
これから日本全体が好景気に向かって行こうとする中で、
真逆のズタボロ感。
DCブランドファッション全盛で、髪をヘアムースで固めて、毛穴パックで角栓を取ることが楽しみという
田舎の少年だった私は大いに衝撃を受けた。
こちらの憂歌団は、後に解散したり、再結成したりを繰り返す。
縁あって、4年ほど前、ボーカルの木村充揮さんのライブを
名古屋市の今池のライブハウス得三(トクゾー)に
聴きに行ったことがあった。
相変わらずの
アメリカの歌手、トム・ウェイツにも相通ずるグシャグシャ感。
その会場には、元J-WALKの中村耕一さんも参加されていた。
中村さんは緊張しいだとかで、とてもあがっていた。
木村さんのMCはグダグダで、酒を飲みながらのオヤジギャグ連発。
「バイクに乗る奴は・・・」
「倍、喰う」
シーン・・・。
しかし、代表曲「胸が痛い」を熱唱。
無添加、無加工の傷や毒に
グサリとやられたのであった。
中年になって、やっと聴き手が追い付いた。
そんな感じ。
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