ジーンズのロールアップ
私はジーンズを穿く際に、
丈直しはせず、
裾をロールアップ(捲り上げる)しているのだが、
採り入れているロールアップとして、
『ダブル・ターン・アップ』がある。
特にリーバイスの501のような
洗うとレングス(長さ)が縮みまくるようなタイプでは、
裾直しは絶対にしない。
洗うと縮んでチンチクリンになる恐れが高いので、
折り返して穿く。
それでは、
どのようにロールアップするかというと、
まず
①裾は下ろしたまま。
②適度な長さで折り目の長さを広めに、一度、折り返す。
③更にロールアップ。
裾の高さ(幅)は4センチ前後が望ましい。
※ジーンズのウエストバンドの高さが約4センチなので
高さを合わせることで、ジーンズ全体に馴染みやすい。
こうすることで、
〇ジーンズの裾の藍と白の微妙な色落ちによるアタリ
〇裾の純正のチェーンステッチ仕上げ
〇セルビッチ
(赤耳)
この3点の魅力を一挙に見せられるという、
一石三鳥とも言えるロールアップなのだ。
また、このロールアップは
昔、カウボーイが吸った後のタバコの後始末のために
裾にタバコを押し付けて消していたという。
そのため腿の部分ではタバコの熱が熱くて
火傷もしていたことだろうから
折り返して厚くなった生地の部分でタバコをもみ消していたと想像できる。
先の見えにくいコロナ禍という荒野を駆ける現代のカウボーイこそ、
このロールアップは相応しいのでは?
当然、足元に注目を集めやすいので
ボリュームのあるワークブーツが良いだろう。
この技は太めのストレートでこそ楽しめる。
ブーツはREDWING 9011(廃番?!)
このときに穿いているソックスは
作業服や安全用品で有名な「ミドリ安全」の安全靴用の靴下!
日本製
ミドリ安全社(ミドリインターナショナル)は、
かつてアメリカのレッドウイング社の
輸入代理店でもあったので親和性は高い。
そもそもレッドウイングはオシャレ系ブーツの会社ではなく
作業靴のメーカーなのを
日本がファッションブランド扱いして今に至っているのだ。
この靴下は脱げにくく、黒いので革の色移りも目立たず、
破れにくい。
このようにメーカーやブランド、取扱店の関連や系統も知っておくことで
合わせるアイテムを探すときに便利ではないだろうか。
また、なんでもかんでもアメリカ製でまとめようとすると、
どうも堅いかなって思うので、
このようなハズシも入れてみている。