ビッグイシューの買えるおにぎり屋さん
「Big issue」(ビッグイシュー)という雑誌をご存じだろうか。
画像は朝日新聞より引用
ホームレス、生活困窮者の方にも商売を取り組んでもらおうという概念で
発行される雑誌である。
一部350円
かつて名古屋駅でも、
コロナ禍前に
路上で売られている方を見かけたものだった。
気にはなるものの、
路上生活者の方に
なかなか声をかけられず、
やりすごしていた雑誌だった。
名古屋駅は、東側が観光客用の表向きの顔と思うことがある。
高層ビルが立ち並び、
いつのまにやら大都市っぽくなってしまった。
しかし、西側から訪れる私のような田舎者には、
名古屋駅の西側から笹島界隈は
簡易宿泊所、風俗店、予備校、職業安定所、せんべろ居酒屋、在日外国人向けの食材店
虚飾に彩られたハリボテの看板のベニヤ板の裏側に見えて仕方ないのである。
愛知県だが、東京都台東区にあったというドヤ街の日雇い労働者をテーマとした
「山谷ブルース」岡林信康の世界観が見え隠れする。
アニメだと、「あしたのジョー」
原作が梶原一騎、作詞が寺山修司!
そんな名古屋駅の西側からほど近い、
中村区役所に、
なんでも50円で買えるおにぎりとおそうざいのお店がある。
50円おにぎり食堂
所在施設: 中村区役所
所在地: 〒453-0016 愛知県名古屋市中村区36
平日の11:00~14:00
土日祝日はお休み
運営はNPO法人 ベルフェア さま
こちらのお店の店主の方は、
30代の頃、ホームレスを経験されたとかで
いろんな方の支援により、
お店を運営されるにいたった。
子どもでも買える値段にしたいということで、
どれでも50円。
地元の駄菓子屋さんと違い、
こちらは食べて応援できる系!
おにぎりは、おかか、たらこ、うめ、しぐれ煮
お惣菜は、煮物、焼きそば、コロッケなどなど
新しさはないけど、やさしくて素朴な味わい。
あまりの安さで利益も少ないだろうに
2019年の消費税の増税を耐え抜いた。
(もともと、お持ち帰りのお店なので2019年の増税はやりすごせた?)
しかし、
このコロナ禍では、私も、なかなか立ち寄りにくくなってしまった。
名古屋駅にご用のある方は、一度、伺ってみると良いだろう。
お店で、お持ち帰り用に包装してもらう合間に、
店内で常設されている
ビッグイシューもバックナンバーを読むこともできた。
もちろん、買うこともできると思われる。