『自分の最高価格』から考える! 〜 芸術家のためのアートビジネスモデルの組み方 〜
〜11月30日 22:00
「ブランディングをアップデートしたい!」
という時、まず取り組んでほしいのが、
『あなたの最高価格から考える』
ということ。
ブランディングの変更とは、『お金の流れ』の変化だから。
できるだけ心配なく、その『人生の波』を超えていきたいですよね?
『あなたのサービス・コンテンツ』は、最大いくらで売ることができますか — ?
⒈ 生活費のために、『ビジネス・レッスン型サービス』から考える!
あなたがアーティストであっても、『アートビジネスモデル』の考え方 に則って、まず、「○○レッスン/教室・講座」や「コンサルティング・プロデュース」といったサービスから考えていきます。
僕の経験としては、この方が、『高価格サービス』(=生活のためのお金)を考えやすかったからです。
(『アート・パフォーマンス型サービス』で、スケジュールや肉体的にも無理なく、いくらでも稼げそう!という方は、そのように考えていただいてOKです。)
a. 新海誠監督がもし、『弟子』を募集するなら…
ちょっとイメージしやすいように、新海誠監督を例にしてみます。
もし、新海誠監督が、弟子を募集する(コンサルティング・プロデュース)としたら、一人当たり、いくらの価格設定ができるでしょうか?
という架空のイメージです。
… いくらでも設定できますよね?
1000万円でも、十分応募があると思います。
500万円でも、200万円でも。
しかも、複数人まとめて、講座やコンサルティングが可能ですから、[ 価格設定 × 人数 ]が、単純計算としての売上となります。
b.『数ヶ月単位』でお金を考える ~ 学生までの「スケジュール感覚」を手放す ~
このように、まとまった金額が一瞬で決まるとなると、「未来を安定的に描ける」感じ、分かりますでしょうか?
逆に、レッスンやコンサルティングが、40万円とか20万円となると、せいぜい「数ヶ月の生活分」しか、お金を確保することができません。
だから、「また次のクライアントを探して…」と、余裕を見出せない、忙しない活動になってしまうんです。
『アート・パフォーマンス型サービス』(低価格)をベースに考えると、どうしても “ 自転車操業的なサイクル ” しか見えないため、ここから抜け出すために『ビジネス・レッスン型サービス』から発想します。
ちなみに、個人起業家が、「会社員のような働き方・お金の得方」を描くと、まず潰れていくと思います。
潰れなかったとしても、『心からやりたかった芸術的な表現やパフォーマンス』ができなくなっていく… 精神的には、潰されてしまったようなものです。
クオリティーの低い、その場しのぎのクリエイションしかできなくなれば。
なぜこのようになるか?というと、個人起業家に「毎月の固定給」は発生しないので、『会社員感覚の働き方』で、「会社員(並)のお給料」を維持するためには、(ブランドをほぼゼロから構築するわけで)会社員以上に働かなければいけないからです。それってとってもストレスです。
大学在学中からお仕事をこなしていたとしても、「社会人としてお金を稼いでいくこと」は、全く別の経験に感じられました。
僕はこの移行に、本当に苦労しました。
会社員(月給制)なら、「月単位」の思考をして、行動をすればいいですが、個人起業家・アーティストは、2年、1年、半年、数ヶ月… といった、できるだけ「まとまった大きなお金」から発想する必要があります。
c. あなたの『最高価格』レッスン/コンサルティング/プロデュース・サービスを作る
仮に、「あなたの弟子」を受け付けるならいくらになるか?
あなたの「コンサルティング・プロデュース」はいくらで売れるか?
『あなたの叡智』を最大限詰め込んだ場合、どんな内容のレッスンになるか?
ということです。
100人に1人、1000人中数人程度の確率でいいから、『本当にベストなお客様』がいると仮定します。
あなたが、人生をかけて、解決したこと、実現してきたことはなんですか?
お金や成功といった、「物質的な実現・獲得」。
また内的な「精神的な受容・統合」どちらでも(両方でも)構いません。
⒉『アート』と『ビジネス』を分けて考える。
⓪ アートビジネスモデル理論
以下の通り、『アート・パフォーマンス型サービス』よりも、『ビジネス・レッスン型サービス』の方が、お金を生み出す面での、自由度が高いと考えています。
したがって、アーティストの『ビジネスモデル』(サービス提供の流れ)をつくるために、以下の2つの手順を取ることになります。
①「お金」は『ビジネス・レッスン型サービス』で賄う
② 空いた「時間」で『アート・パフォーマンス型サービス』を展開する
この逆をやってしまうと、『アート・パフォーマンス』にどれだけ「時間」を投入しても、「お金」として返ってこず、「時間」だけがただ流れ出ていくということになります。
(僕は20代、このことに気づけなかったのですが。)
しかしまず先に、『ビジネス・レッスン型サービス』をデザインできると、オンライン化可能となり、動画や音声・文章といったコンテンツを、“ 時間を使うことなく売る ” ことができるようになります。
(これは、30代以降のアート活動の支えにもなるでしょう。)
イメージとしては、不動産を持っていて、勝手にお金が入ってくる感じです。
『ビジネス・レッスン型サービス』を丁寧に作り込んでいくことは、「資産」を持つということなんです。
一時的に、Instagram がバズるよりも、よっぽどあなたの未来を豊かにしてくれます。
『アート・パフォーマンス型サービス』は、基本的に休んだらお金にならない、収入が不確実なアルバイトみたいなものです。
⒊『アート』と『ビジネス』を統合する ∞
『アートビジネスモデル』としては、
「アートで人と出会い、ビジネスで利益を生み出す」
という流れになります。
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11月23日 12:30 〜 11月30日 22:00
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