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22秋季リーグ戦【一部:第一節4日目】

8月が終わり、9月に入る。札六一部は、昨日の3日目が雨で中止。当初の中日と雨天中止で2日間の中断が入り、今日から一節ラストの3連戦へ。

◇北海学園大学-北海道大学

□戦前評

ここまで1敗1分と初日が出ない学園大。二戦目大谷大戦では2番久保田、5番一塁水野、7番DH中島、8番三塁増田と初戦から大幅にメンバーを入れ替えた。模索が続く新打線とエース帯川で秋初勝利を目指すか。一方、1勝1敗の北大。2戦目東海大には大敗したが、開幕戦は北大らしいロースコアゲームを制している。打線は1、2戦で不動。好機にしぶとく得点、僅差であってもリードをつくり、勝ちパターンを締めくくる飯島につなぎたい。

5/7:学園1-1北大
5/18:北大5-1学園

□寸評

学園大が4-1で北大に勝利。学園大先発は帯川、北大は小岩(札幌東)が初先発。両先発出身高校がどこか「札幌支部予選」を彷彿させる。これぞ札六である。学園大は池本が5番指名打者で今季初スタメン。試合は学園大が5回に北大守りの乱れで2点を先制する。7回には今季も健在か「代打の神様」天神適時打で1点追加、さらに9回7番関の適時打で4点目。北大反撃を9回和田犠飛の1点に抑えて、逃げ切り、秋初勝利を挙げた。帯川が被安打6、失点1、13奪三振の完投。北大先発小岩は5回を投げて被安打2。内容不明ながら役割は充分に果たしたのでは。守りが乱れると北大には厳しい展開になる。スコアを逆にして勝ちたかったのが北大。学園大1勝1敗1分。北大は1勝2敗。

◇札幌大谷大学-星槎道都大学

□戦前評

2戦目学園大戦を引き分けに持ち込んだ大谷大。初戦、2戦目でスタメン変更はなし。学園大戦で16安打放った打線で道都投手陣に挑む。先発はそろそろ成田あたりか(伊東優希のショートスターター的な起用も想定したが、ここまでの2試合ベンチ入りしていない模様)。一方、2戦目の札大戦を引き分けた道都大。慌てる時期ではない、と言い切れるかは今日の一戦の結果と内容次第か。

4/30:大谷0-6道都
5/12:道都8-3大谷

□寸評

田中銀河がスタメンを外れて遊撃は堀越が入った

道都大が7-4で大谷大に勝利。先発は、道都滝田、大谷伊東の両左腕。先制したのは大谷。1回表大見適時打で1点先制。道都は直後に三浦2点適時二塁打で逆転。さらに、3回、再び三浦の適時二塁打と途中出場の福島2点適時打で3点を追加。道都は6回にも菊池、池田適時打で2点を加えて7得点。4回以降大谷に小刻みに得点許すが、7回以降を印南、飛渡、伊東とつなぎ、逃げ切る。6回まで投げた滝田が2勝目。

札幌大学-東海大学札幌キャンパス

□戦前評

順調に滑り出した春王者の東海大。1、2戦では若干打順に変更を加えた模様。2戦目の北大戦では大量リードの展開もあってか、メンバー交代も多く試されたようだが、選手層の厚さをうかがわせる結果を残している。手堅く3勝目を獲りたい。一方、1敗1分けで3戦目を迎えるのが札大。開幕戦完封負け、2戦目引き分けと、階段を一段ずつ上がってきているイメージ。春は一方的にやられているが、王者を相手にひとつ目の勝ち星の階段を登り切りたい。

5/4:札大1-8東海
5/23:東海14-2札大

□寸評

札大が東海大に7回コールド勝ち

札大が東海にコールド勝ち。札大山川、東海渡部と両エースの先発で始まった一戦。札大は5回まで無安打、7三振を奪われ、沈黙していた模様。一方の東海も2安打。走者を二塁に進めたのも3回のみで、ほぼ試合が動かない展開~両投手が動かさせない~だった模様。そして、整備後の6回表。この試合で唯一得点が入ったイニングとなり、この1イニングで試合が決まることになる。

札大はこの回先頭、8番二塁三浦(今季初スタメン)が死球出塁。9番関川初球攻撃、渡部ファンブルで一、二塁。1番太田バントヒットで無死満塁。死球・敵失、畳みかけた太田の小技、これでお膳立てが整う。2番佐野倒れて、一死満塁。影山左適時打で2点先制。そして、この秋の札大4番小飼(札幌静修)がライトへ適時二塁打を放ち3点目。ここで渡部が降板。二番手は小泉。しかし、流れ止まらずで、5番宮野(苫小牧中央)適時打、6番塩沢一ゴロ野選で1点加えて、5点目。小坂も安打でつないで、打順一巡でこの回2度目の打席の三浦が2点適時打。結果的にこれが決勝点となる。三浦で始まり、三浦が締めた。長打は小飼の1本のみ。単打を連ねてビッグイニングを作る。投げては山川が3安打完封で自身も今季初勝利。

春は東海優勝決定の花道を作る格好となった札大だが、秋の初戦でひとまずやり返しに成功。

札大秋1勝目を挙げて1勝1敗1分、東海は今季初黒星で2勝1敗。


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