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9/15の札六【22秋季リーグ戦一部二節】

9/15、9/16は札幌ドームへ舞台が移る。岩見沢発、札幌ドーム経由、円山行きが、この秋の札六一部リーグ戦。で、時々熊、である。

◇札幌大学-星槎道都大学

□戦前評

第1試合は札大と道都。札大先発は阿曽。対する道都は寿都の弾丸直球王滝田。二節の出足を挫かれた札大、巻き返しなるか。対滝田の鍵は左打者、そして現在打撃二冠王の塩沢。道都は好調福島の前に走者を置けるか。

□寸評

道都が札大に3-0で勝利。札大阿曽、道都滝田の両先発。1回裏道都、三浦の適時打で先制。さらに、5回裏、堀越適時打で2点を追加。札大は滝田の前に5安打。2番の佐野が4安打と奮闘したが、佐野の前後が繋がらず、2試合連続の完封負け。札大4敗目。道都は6勝目。

◇東海大学札幌キャンパス-北海道大学

□戦前評

第2試合は東海と北大。東海先発登坂、北大は田所。東海8番三塁で鈴木寛太(2年・佐野日大)がスタメン入り。鈴木寛太の登場で東海スタメンは鈴木姓3人体制に。守りを堅めてリズムに乗りたい。北大田所は秋発先発。岩見沢スイングバイをさらに加速できるか。

□寸評

北大が東海に逆転勝ち。今春一部復帰後初の「東海越え」を果たした。序盤圧倒的に押し込んでいた東海だが、幾度かの好機を逸するうちに、流れを北大へ譲ってしまったか。6回以降に与えた四球数が9個、これが響いた。北大は岩見沢スイングバイで起動修正に成功したか。春二節を取り戻したかのような終盤の粘りを発揮して二節2連勝。

先制したのは東海。1回から3回まで好機を逸していたが、4回表9番西山の中前適時打で2点を先制。さらに5回4番鈴木大地の2点本塁打で4-0とリードを奪う。

追い掛ける北大は7回、9番根岸の四球をきっかけに、今の安打を挟んで、4四球を得て押し出しで3得点。1点差に詰め寄る。さらに7番和田の右前2点適時打で5-4と逆転に成功。東海は三番手中村、四番手山下の乱調が響く。

北大はさらに8回裏、再び根岸の四球から4番藤原、さらに5番近江の右越適時三塁打で3点を追加、8-4とリードを広げる。このリードを北大三番手飯島が守って逆転勝利。先発田所の後を受けた二番手橋爪が勝利投手に。

◇札幌大谷大学-北海学園大学

□戦前評

第3試合は大谷と学園。大谷先発は山森(1年、北海学園札幌)対する学園は工藤泰己(1年、北海)が岩見沢から二戦連続での先発。札幌ドームの硬いマウンドを味方に付けての快速球が見られるか。ガンは胸踊る数字が刻まれるのを待っているはずだ。

□寸評

学園が大谷に逆転勝利。先制したのは大谷。1回表、4番佐藤と6番田口の適時打などで3点を先制。学園先発工藤は初回に失点するも2回以降は持ち直し、内野好守備の力も借りて追加点を許さず。一方の学園は2回裏8番平手の2点適時打、さらに、この日5番今季初スタメン南の適時打で同点に追い付く。

4回大谷は学園二番手小沼から2番大見適時打で5-3と逆転に成功。1回、4回に大谷が、2回、3回は学園が、それぞれ得点。両チームの一戦らしく序盤から試合が細かく動き始める。

5回裏学園が逆転。太田歩の二塁打を皮切りに満塁の好機を得ると、南が前の打席に続いて2点適時打。南は1打席目でも犠打を決めており、ここまでの全得点に絡む働き。南は岩見沢で道都伊東から二塁打を放ち、好調さを窺わせていたが、それは本物であった。この後さらに、杉林2点適時三塁打と久保田犠飛で、この回5得点。8-5と逆転に成功する。大谷は3回途中からマウンドへ上がった成田がつかまった。

その後、7回裏にも平手、関の適時打などで3点を加えた学園。守っては、5回を二番手小沼、6回から8回を三番手堀川が無安打に抑えて反撃を封じる。9回リーグ戦初登場の高谷が満塁の場面を作るも無失点で切り抜けて11-5で学園が勝利。恒例となりつつある1年生リレーと戦線に加わってきた4番候補南の活躍などで学園が快勝した。

大谷は幸先良く先制するも、2回、3回、さらには7回、いずれも四死球からピンチを招き、失点となったのが悔やまれる。




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