23春季リーグ戦_開幕スタメン予想の答え合わせ
・各チーム戦績
・東海大学札幌キャンパス
<スタメン予想の答え合わせ>
■三塁には林祥大が復帰。早速、攻守ともに22年春と違わぬ存在感を発揮。札六サード問題と札六SLUGGERS問題(中距離部門)を一挙に解決してくれる選手の帰還は嬉しい限り。■遊撃は佐久間涼が昨秋に引き続き開幕スタメン。■左翼スタメンで登場したのが天野鳳介。札六デビュー1打席で早速初安打、続く2打席目では先制の適時打を放つなど、いきりなりの活躍。一節終了時点での8安打はリーグ最多タイ。気は早いが、新人賞、ベストナイン、首位打者のトリプルが狙える数字で一節を終えた。■右翼は柿澤英寿。3番に入り6安打6打点と好調。■指名打者は磯崎太一。一節は本調子前と見えたが、二節での爆発を待ちたい。右打者が増えただけに貴重な左の強打者。かつ札六SLUGGERS問題に答えを出してくれる大砲としても引き続き期待。
・星槎道都大学
<スタメン予想の答え合わせ>
■捕手は伊藤優。守備位置までの全力疾走王(私見)。打撃も巧み。■一塁は伊藤由浩。札六SLUGGERS問題エントリー候補。■三塁は田中銀河を予想したが福島一茶が入る。昨秋打点王。二節も三塁での出場続くと東海・林と共に札六サード問題の解消を担う最右翼。■左翼に大井辰典。潜伏していた長距離砲が登場。早速開幕戦で今季第1号となる本塁打を放つ。一方どこか淡白に見えてしまう打席も多いのだが、長距離砲プロスペクトの脳内では様々な模索がされている風にも見える。二節に答えが出るか。■指名打者には山中健太。規定打席未達ながら打率は5割越え。バットコントロール冴える左の巧打者。この山中をはじめ指名打者枠争いは二節も継続しそうだが、継続せざるを得ない層の厚みが他チームには脅威になる可能性がある。
・札幌大学
<スタメン予想の答え合わせ>
■コタツ取材の拙さを暴いてくれた札大。6チーム中最低の予想的中数。■開幕先発は吉亜貴人。21年秋二節学園戦以来のマウンドに上がる。21年秋は2戦とも学園に大敗しており、このときの借りを見事に返した。■捕手は布施友梧。盗塁阻止率1位。二塁への送球コントールが秀逸。勝負強い打撃も健在。■一塁は小飼隆太。4番を託される期待の高さ。■二塁は蔵谷隼士が復帰。■左翼に桑田翔叶、右翼に太田光正。■指名打者は杉木優斗。札六SLUGGERSの注目株。開幕戦どこか迷いが見えるスイングに「らしくなさ」を感じていたところ3戦目以降ベンチから外れる。チーム躍進に不可欠なフルスイング。二節での復帰を期待。■スタメン入替を頻繁に行っている札大。ベンチ、スタンド含めた全員野球で二節札大劇場完全開演を待ちたい。
・札幌大谷大学
<スタメン予想の答え合わせ>
■開幕先発は伊藤嶺。札六が誇る球数無制限左腕。今季は皆勤登板ではないものの、それでもリーグ最多のイニング数を食ってくるあたりがさすが。■捕手は中川諒。本塁打予想に応えてくれる一打を学園戦で放った。■一塁は高橋彰馬で4番に入る。一節では快音を響かせることができなかったが、打線中軸として石鳥颯と共に引き続き期待。■遊撃はルーキー海藤瞭芽。攻守ともに今の段階では一杯一杯と思うが今後を考えると大事な時間を過ごしていると思う。同期本間太吾(網走南ヶ丘)とのポジション争いにも注目。■右翼に金澤侑真。■指名打者には鵜野竜乃介が入った。■ところで福岡爽太、田口恭大、真島舜弥、槙海斗といったこれまでチームを支えてきた面々の姿が見えないのは既に引退、もしくは教育実習等での一時離脱だろうか?
・北海道大学
<スタメン予想の答え合わせ>
■開幕戦先発は小岩宥光。開幕戦後も3、5戦の先発を任された新エースは一節にまず1勝を挙げている。■開幕マスクは石川唯斗。2戦目以降は藤井洸輔(半田)がスタメンで登場。■昨秋メンバーでシャッフルした内野陣は一塁近江徹太、二塁大澤楽汰、三塁宮坂啓徳、遊撃に淵上竜彦という布陣。近江は4番に入って打点リーグ2位。大澤は安打数で1位タイと打撃も好調に滑り出した。■外野、主将今利之を中心に左に遠藤想太、右に平岡才俊。■指名打者は藤原健裕が入るも開幕戦で4三振。2戦目以降はスタメンを外れているが、復調が待たれる。■苦手な一節を2勝で通過。北大の善戦以上は今では札六の日常事になった感のある北大の善戦、もしくは善戦以上。得意の二節、さらにもうひと伸びをみせて日常を越える非日常事を巻き起こせるか。
・北海学園大学
<スタメン予想の答え合わせ>
■開幕戦は工藤泰己。円山に備わったスピードガンで最初に150キロ超えを刻むかもしれない快速右腕。一節は白星つかずに終わるが二節での好投を期待。■扇の要は久保田廉太朗が死守。しかし新谷盛飛(北海学園札幌)らとの競争はもちろん終わっていない筈。■迷った一塁、平出塁を抑えて下出将馬が入る。指名打者、主将天神海斗との旭実ライン。■二遊間は順当に杉林蒼太、常谷拓輝。常谷の守備も全く悪くない。■志村瞭は左翼登場。自身とチームの為にもキャリアハイで札六ラストイヤーを終えたい主砲。■金野颯汰1番右翼、関虎太朗9番中堅も順当か。■良くも悪くも順当な顔ぶれが並んだ学園。一節の苦戦が示しているのは「真」戦力未満という現在地であろうか。「巻き返せる機会を得た」と前向きに構えて、二節での躍進に期待。