見出し画像

23秋季一部リーグ戦_第二節【棚卸】

◇チーム別の振り返り


□札幌大谷大学

最終順位は単独6位だが、本割終了時点では4勝6敗の4位。この時点で隣には東海と札大がいた。順位決定戦で負け残りとなり入替戦行きとなったが、道都、東海に連勝して8戦終了時点では優勝の可能性を残す2位へ浮上と大いに見せ場を作った。ドーム巧者ぶりを発揮した東海戦を除く本割4試合はいずれも1点差決着。これは23年秋を振り返る上で重要な入口のひとつ。

□札幌大学

二節2勝3敗、通算4勝6敗。東海と並んでの4位。9戦目を終えて単独最下位に沈んだことで、入替戦にいち早く接近していたのが実は札大。最終戦・学園とのダービーに勝利、東海と大谷に取り付いて三つ巴の順位決定戦へ持ち込んだ格好(準決に進んた3チーム中最終戦に勝利したのは札大のみ。東海、大谷は最終戦勝利ならずで準決へ引きずり込まれた。9戦目から10戦目への流れは札大がしぶとさを見せた形に)。順位決定戦含む6試合すべてが2点差以内の決着。そして9戦目以降の3試合はいずれも4-2というスコア。なんともらしさがにじんでいるように感じませんか。

□東海大学札幌キャンパス

二節1勝4敗、一節1位グループで通過から4位グループに後退。ドーム三連戦で大きく暗転した。大谷に春二節に続き黒星。北大には一節に続き連敗。勝利すれば順位決定戦回避可能であった最終道都戦サヨナラ負けで暫定4位となり、札大、大谷と共に栗山へ向かうこととなる。6試合平均の得点が2.3点。攻撃に精彩を欠き強い縦縞の姿を取り戻せず。

□北海道大学

二節3勝2敗、2敗後に3連勝と二節巧者の本領を発揮。通算5勝5敗で3位に食い込む躍進を見せた。雨による日程変更を受けた入り2戦に連敗。単独最下位に沈むもここから巻き返し。ドーム3連戦ではまず札大を降して5位、続いて東海戦も勝利で3位、最終大谷戦も競り勝って単独3位を確保。3連勝いずれも1点差勝利としぶとさを見せつけた。

□星槎道都大学

二節3勝2敗。通算6勝4敗の2位。ふたつの負けを喫したのは学園と大谷。TB決着とはいえ大谷に連敗したことは秋の重要な事件として記憶しておかなくてはならない。加えてこの2戦いずれも完封負け。続く札大戦の4回に得点を挙げるまで25イニング無得点というトンネルも経験することに。警音を告げるサイレン音は最後まで止むことなく終戦を迎えた。

□北海学園大学

二節4勝1敗、通算7勝3敗で21年春以来の王座奪還。一節終了時並んでいた道都、東海が脱落していく傍ら一節4戦目から6連勝。雨の影響を受けての二節初戦の相手は因縁浅からぬ北大。これに勝利して、続く最難所と思われた東海、道都との連戦も白星通過。9戦目大谷に辛勝して優勝。4位に沈んだ春からの巻き返しには成功。10戦目及び代表決定戦に敗退して神宮行きを逃した点は来春への宿題となった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?