23春季リーグ戦【5月14日】戦評
■文教-国際の栗山頂上決戦
文教大と国際大。ともに4戦負けなしで迎えた一節最終戦。■一節全勝通過を懸けての栗山決戦。新興文教が近年二部の領袖的存在とも言える国際に挑戦。5回4番西浦の右越3点本塁打で文教に先制を許し、さらに6回にも1点を失った国際が8回に猛反撃。途中出場臼井の適時打で同点に追い付くと、その後3本の適時打などでこの回に一挙8点を奪って試合を決めた。■序盤から中盤にかけては、文教にじりじりと押し込まれる展開が続いたが、三番手峰村が6回、7回を三者凡退で切り抜けて流れを引き寄せたか。■集中攻撃をみせた8回は強振することなく、巧みな軽打で内野手の間、或いは内野手頭上をしぶとく破る安打を連ねて大量得点奪取に成功した。■文教は二部昇格後の初黒星ながら一節を堂々の2位通過。手応えを掴んだ一節であったかと。この一戦以外の4試合では劣勢にまわる展開がほぼなかったことを考えると、今日の一戦は二節以降への貴重な糧となる試し合いだったかもしれない。