22秋季トーナメント戦【10/29更新】
◇更新履歴
10/21更新:1回戦・2回戦の試合結果を追記
10/21更新:10/22準々決勝<学園ダービー>を控えた島崎監督に聞く
10/23更新:10/22準々決勝<学園ダービー>結果・戦評
10/23更新:10/23準決勝2試合結果
10/29更新:10/29決勝戦結果・戦評
札六名称への文句云いのheatwaveですが、1(一部)×2(二部)×3(三部)=6なので札六で良いのかも・・・という屁理屈を最近思いつきました。
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というのは、どうでもいい前置きですが、2022年10月4日(火)にトーナメント戦の組み合わせを札大HPにて確認しました。全21チームがエントリー。春は26チームから5チーム減。道都、札大、東海、北大、学院がそれぞれ1減という内訳。
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各ヤグラをさっとひと眺めしていこうと思います。
◇組み合わせ
<一のヤグラ>
札六屈指のジョーカー岩教、二部残留決めた医療、学園はABが同居。新監督迎える酪農が札大Aと初戦。本命学園A、対抗札大A、穴で岩教。
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岩教-学園Bの勝者と医療が対戦する二回戦は注目。なお、16日学院グラウンドでのもう1試合は北翔-学院。こちらも二回戦屈指の好カード。
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岩教のインスタで見かけたコメント。ジョーカーがジョーカーを語るというところか。『安心して打席を任せられる打者が多いということです。自分が滅多打ちにされても、巻き返してくれる自信がある』
<二のヤグラ>
5チーム中、東海A、道都A、大谷と一部が3チーム。札大Bが東海Aと初戦。三部2位で秋を終えた札教は足長シートに入った。本命道都A、対抗東海A、穴で札大B。
<三のヤグラ>
三部3位の科学が道都Bに挑戦。勝ち上がりで北星と対戦。北翔、学院は二回戦屈指の好カード。本命道都B、対抗で北翔と学院。
<四のヤグラ>
新興の狼煙を上げ始めている文教とルーツ校北大の新旧対決。東海、国際のBB対決。隣の足長シートで待つのが国際A。東海B勝ち上がりで国際勢を一掃するか、はたまた、国際Bが勝ち上がり同士討ちに持ち込むか。本命東海A、対抗国際A、穴で北大。
◇北海学園大学・島崎監督インタビュー
準々決勝にA・Bの2チームを送り込む北海学園大学・島崎監督にお話を伺いました。
□トーナメント戦の位置づけ
秋に関しては、4年生も引退して3年生以下の新戦力で来年を窺うということになります。A・Bとチームを分けて、多くの選手に出場機会を作ることが出来ればと。3年生の野手は使わずに、1・2年生の野手をより多く見たいとも考えています(投手については負傷明けの状態確認などで起用とのこと)。
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(下位リーグ・チームとの対戦について)
圧倒的に力を発揮して、圧倒的に勝たないとダメだという話をしています。1・2年生、そして普段試合に出ていない選手であっても、一部リーグ2位の学園として、誰が出ていってもキチッとした試合ができなければ、チームの総力としては上がっていかない、そういった話を選手にしています。
□Aチームのここまでを振り返る
札大・長谷投手から5回11安打。結果、内容的ともに良かったと思います。札大さんのコーチからも試合後「出てくる選手、出てくる選手、見たことのない選手なんですけど、それでもリーグ戦のような緊張感でやってくれて、参考になりました」と連絡がありました。
□Bチームのここまでを振り返る
岩教は、点差だけいえば、コールド勝ちでないのは物足りない。医療には、まあ、順当でしょうか。
□22日(土)A、Bの同士討ちになります。見どころを教えてください。
Aが公式戦用、Bがオープン戦用のユニフォームを着用しての試合になります。違うチームの感じで<死闘>をやって欲しいなと思っています。スライディングも激しく、ボールもインコースにバンバンと、そういう下剋上的な感じで。
□対戦したチームの印象など
やはりチームが少しづつ出来ているなと思うのは医療ですね。試合をするたびに、まとまりが出来てきているように感じます。秋も二部に残っていますしね。
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文教が二部に上がってきて、学院、国際、北翔の中に、岩教、文教、医療がどう食い込んでくるのかという感じなのでしょうか。(そういったなかで)文教、医療、段々とチームが出来てくるのかなと感じています。
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(出来てくる要因は?)医療は蓑輪先生のマネジメントと古川コーチの指導。文教は言わずも知れた、高橋監督ですし。来春は相当な人数の1年生が入ってくるとという話も聞こえてきています。
(いくつかの新たな動きが出てきてる中)例えば、二部リーグとのオープン戦でも、手を抜かないで、きちっとやっておかないと、本当にいつ足元救われるかという話になると思います。
□学園・新チームの注目ポイント
やはり、ショートを誰が掴むのか。森晴斗(知内)なのか。守備に安定感のある鈴木康介(クラーク記念国際)なのか、あと、他何人かの候補の中で誰が出てくるのか。
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また、サード。(レフトから移る)志村(北海)がそのままいくのか、たとえば、森順哉(札幌日大)なのか、水野(札幌第一)なのか、南(札幌光星)なのか。そのへんの争いも面白いと思いますね。
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志村が4番サードに収まってくれるような軸ができると、外野は下向(浦河)金野(札幌第一)関(北海)中川(札幌大谷)ら、魅力があるのが一杯いるので、他にも打撃だけ言えば、中島(札幌日大)とか・・・ハードパンチャーがいるので。
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外野の守備レベルは高いと思います。たとえば、関の守備範囲は、本当に社会人くらい・・・そのくらいの守備力は持っているので、彼らが安定的にポジションを取ってしまって、打撃に繋げて欲しいなと・・。
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志村がサードに収まってくれる中で、誰がファーストにおっつけられるのかっていう感じですよね。森順哉、水野、さらには小向(北海)そして平手(北星学園大附属)もファーストができますので。
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加えて、期待しているのが、旭川実業から来ている下出(旭川実業)。南、森順哉、水野、下出は将来の3番、4番、5番、6番あたりかなと考えています。
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セカンドで杉林(北海)と競わせたいのがスピードのある山村(札幌第一)。勝負強さでは杉林。足、スピードは山村。互いに1年生、競い合って高め合って欲しいと考えています。
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彼らが、この秋(トーナメント戦を)やって、自主トレ期間に入っていって、各自みんな課題を持って、年明けからどう頑張れるか、というところで。来春は全日本へ行ってベスト8という目標に目を逸らさないでやろう、と。
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その為には、やはり、東海、道都。他すべてのチームもそうなんですけど。まずは、目の前の、滝田一希、伊東佳希を打てる為にどうするか、という話なので。彼らを打てれば、全日本でも上が見えてくるのかなと。
◇【戦評】準々決勝:10/22学園A-学園B
学園Aが3-2で学園Bに勝利。学園Aは1点差を追う5回裏大日向適時打で同点に追い付くと7回に代打片野犠飛、杉林適時打で3-1と逆転。学園Bは8回下向本塁打で1点差に詰め寄るも、反撃はここまで。8回途中からマウンドに上がった学園Aの二番手坪田が最後を締めて逃げ切った。
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学園Aは2得点に絡む6番森晴斗、7番坂田、8番大日向の下位打線が機能。また2番杉林が決勝の適時打、勝負強さを見せた。投げては先発工藤が7回途中まで2失点。前半は要所を三振で切り抜け、中盤は二度の併殺など好守備も引き出す好投を見せた。
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敗れた学園Bは幸先良く先制、先発小沼が6回まで1失点と試合を作るも、7回からマウンドに上がった二番手小原が勝ち越しを許すお膳立てをしてしまった格好に。8回表に下向の本塁打で追いすがるも届かず。1番に入った増田が2安打と好調さを見せていた。
◇【戦評】準々決勝:10/22東海A-道都A
道都Aが東海Aに5-0で勝利。道都Aは4番大井の2打席連続本塁打を含む3安打4打点で攻撃の主役を担えば、先発藤澤大翔が7回を完封、被安打1の好投で守りの主役を担う活躍。藤澤は8四球1死球を与えるも、ピンチをことごとく三振で切り抜ける粘投。決め球に投じる緩い変化球で東海打撃陣のバットに空を切らせ続けた。東海Aは先発で松永祥、二番手で山優斗、三番手葛西が登板。4回までの本塁打による3失点はともかく、4点目を二死後の失策から、5点目は先頭打者の四球から失ったのが痛かった。打撃陣も2回、9回を除き毎回走者を得るが藤澤をはじめ道都が送り込んできた3投手の前に無得点。捉えたと思われる打球がことごとく道都守備網に抑えられた。わずかに芯を外されていたか。
◇準決勝:10/23道都A-学園A
学園Aが6-1で道都Aに勝利。昨日清田会場で共に快勝した両チーム、かつ、秋季リーグ1位、2位のAチーム同士の対戦となったが、学園Aが快勝した模様。1回戦に続き堀川が2勝目。Aのエースとして安定感を発揮している。今日の一戦は金野がトリプル2本と躍動したようだ。
◇準決勝:10/23国際A-学院
2部上位チーム同士の対戦となった一戦。好調に勝ち上がってきた学院を国際Aが8-5で退けた。6回表までに6-0とリードを奪われた学院が6回裏に4点を取り返して4-6と追い上げ。9回表に国際Aが2点を加えてリードを4点に広げる。学院その裏1点を返すも反撃ここまで。秋季リーグ戦は2位に並んだ両チームだが、トーナメント対決では国際Aに軍配が上がった。
◇決勝:10/29学園A-国際A
札六秋の山登り、頂点に王手をかけたのは学園Aと国際A。共に秋季リーグ戦では2着の両チーム。22年シーズンの締め括りにあたり先着して有終の美を飾りたいところだろう。
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また、OP戦での対戦が少ない両チームによる対戦でもあるのだが、22春のトーナメントでは対戦が組まれた。結果は国際の2勝。
国際が春からの連勝を伸ばし、頂点に立つか。学園がやり返して頂上に先着するか。決勝戦は10/29。
決勝戦・戦評
学園Aが終盤8回に3点差を跳ね返して国際Aに逆転勝利。2022札六最後のタイトルとなる秋季トーナメント戦優勝を決めた。
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学園は3点を追う8回表、この回先頭の1番金野が遊失策で出塁。2番関が中前安打、さらに3番杉林が四球で続き、無死満塁の好機をつくる。ここで代打の片野が一、二塁突破、右前へ適時打。二者生還後、本塁への送球が逸れる間に一塁走者杉林も生還。結果的に走者一掃の一打となって3-3の同点。さらに5番森晴斗が犠打で繋ぐと、6番中島が右前適時打を放ち、逆転に成功。学園は裏の守りから工藤泰己を投入。最速148キロの力強い直球で2回を零封、国際の反撃を封じて、学園が逃げ切った。
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鮮やかな逆転劇に加えて、二盗を二度阻止した捕手の大日向、さらに9回裏最後のアウトとなるダイビングキャッチを決めた右翼の金野とここぞと言う場面を球際強く守り切っての勝利。
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春ABとも国際ABに敗れていた学園は雪辱、また、一部リーグ2位のチームとして貫禄を示した格好。
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国際は1回裏、岡田と松澤の適時打で幸先良く2点を先制、4回裏には木村の適時三塁打で1点を加える。投げては、先発木島が5回まで被安打2、無失点の好投。二番手白井も6回、7回を無失点で切り抜け、試合の主導権を握っていたが、8回から登板の三番手、峰村が追撃に見舞われ、逆転を許した。国際Aは春に続いての準優勝。
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