見出し画像

侍ジャパン強化合宿に参加した星槎道都大学・滝田一希投手にお話をうかがいました。

侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿(12月2日~12月4日)に参加した滝田一希投手(星槎道都大学)に話を聞く。

初日移動直後の紅白戦で早速の登板については「マウンドに立つまでは緊張しましたが、一球投げた後は、“腕を振ればなんとかなる”」と腹を決めて投げ込み「意外に体も動いてくれた。調子はあまり良くなかったが、いつもよりストライクも取れて・・・(結果としては)良かった」と振り返ってくれた。

2イニングを投げて被安打1奪三振1。まずは上々の投球内容である。「いつもよりストライクが取れて」というくだりには札六観測者としても思わず、<良かった>と安堵。

さて、この結果以上に着目したいのは、滝田投手が合宿を通じて肌で感じたであろう<何事か>である。この<何事か>を、具体的な一例にあえて置き換えると、他の投手が投げるボールにとにかく圧倒された、といったところに集約することもできる。しかし、恐らく、この一例だけに集約し尽せない<何事か>を感じ取って戻ってきたことが、滝田投手の~「あの場に行ってみて、生で感じるものがすごくあった」「チームみんなを連れていきたかった」「これまでにない野球の楽しさにも気づかされた」「もっと成長しなければ」~といった言葉の端々から滲み出てきた。

「自分のボールを投げてこい」合宿へ向かう前、滝田投手は盟友の伊東佳希投手から声を掛けられたという。今回の合宿に参加したことで滝田投手の「自分のボール」が今後どのように変わっていくのか、ますます目を切ることができなくなってきた。そして、滝田投手が持ち帰ってくれた波紋が、盟友伊東投手、自チームはもちろん、さらには札六全体へどのような広がりを見せてくれるのか。気は早いが、来春が待ち遠しくなるばかりだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?