見出し画像

年度初めに伝えたいこと

学校が再び始まって1週間が経ちました。

学級や学校のために動ける人が多いな。

受験に向けてよいスタートを切れている人が多いなと感じています。


このクラスは優しい人が多いです。

クラスのために動いてくれる人が多いです。

〇〇さんが休み時間のときに配達物を配ってくれました。

落ち着いて生活ができています。

リーダーに立候補できました。

今日も発言することができました。

といった日記を書いてくる人が多いです。

上記の内容が毎日のように書かれています。


さらに、授業に入ってくださっている教科担当の先生が、「落ち着いて授業に取り組めている。みんな頑張っているよ」と教えてくれました。


しかしその分、金曜日は「1週間頑張ったら疲れた」といった内容も多かったです。


年度始めは気を張ります。

少し前までは1年間付き合ってきた気の知れた仲間と一緒でした。

しかし、年度始めは再び仲間と関係を築いていかなければなりません。

だから、いつも以上にエネルギーを消耗します。

年度始めは疲れやすい時期です。


しかし、その気疲れはあなただけではありません。

周りの仲間のほとんどが感じていることでしょう。

また、気疲れは、今後も体験することになっていくと思います。

高校に進学した時でも、大学に入学した時でも、社会人として働きだすようになったときでも、新しい環境に変わると、気疲れは感じるものです。


でも、その気疲れは悪いことではありません。

むしろよいことです。

過去の失敗を省みて、成長した新しい自分になれるチャンスだからです。

新しい環境に変わる度に、大きく成長してきたのではないでしょうか。

小学校の自分を思い浮かべてみてください。

きっと、小学校の頃よりか、大きく成長したと実感があるのではないでしょうか。

小学校に9年間通ったとしても、成長していくとは思いますが、中学校という新しい環境になったからこそ、成長できた面もあるかと思います。

新しい環境は、新しい自分に成長できるチャンスです。


だから、その気疲れは、新しい自分に生まれ変わるチャンスです。

新しい自分の一面を発見するチャンスです。

無理して強がる必要はありません。

今の自分の気持ちを受け入れ、仲間とうまく関わろうと思うようにさえすれば、きっとよい方向に環境は変わっていきます。

変に無理をして強がったり、普段やらないようなことに手を出したりする必要はありません。

気疲れを受け入れ、ゆっくり前に進んでいけばよいです。

そして、1つ。あなたに、心にとめておいてもらいたいこと。

それは、

過去の過ちを許す

ということです。

とは言っても、「昔、〇〇があったから・・・」という人もいるでしょう。

許せないこともあるでしょう。

でも、許せるように努力してください。

人間は失敗して成長していく生き物です。

自分自身の過ちも仲間の過ちも許してあげてください。

過去の過ちが今の成長の足を引っ張ってはいけません。

自分自身を許し、仲間を許し、前を向いて歩いていってください。


大きく成長できる年度始めであってくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!