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【野球】ありがとう、松田選手

 朝起きると、スマホが「今日はプロ野球誕生の日(ジャイアンツの日)だよ」と教えてくれました。何十年もプロ野球に感動をもらってきたのにちっとも知りませんでした。12月に誕生したのですね。
 プロ野球誕生の日(ジャイアンツの日)ということで、ホークスからジャイアンツへの移籍を決めた松田宣浩選手の思い出を記します。

 松田選手が入団したとき、次の四番候補だ、世界の王が四番を育てる、などホームラン打者として期待する声がたくさんあったことを覚えています。
 しかし、入団してから数年は、なかなか打率が上がらなかったりチャンスで打てなかったりと、もがき苦しんでいる印象がありました。今成績を振り返ると2008年に打率.279を残しているので悪くないのですが…あの年はチームが最下位だったので松田選手の頑張りに注目する心の余裕がなかったのかもしれません。
 2009年には2回も手首を骨折してしまい、なんとなく不運な印象でした。
 松田選手が変わったのは、「おっとっと打法(”ケンケン打法”と命名されたようですが、我が家ではその前からこの呼び名で親しんでいました)」を身に付けてからだったように思います。成績上ではその前から良かったみたいですが、あの打法=手首に負担をかけず力を流しているように見えて、「これは良い!!」「手首の怪我が減るかも!」と家族で喜びました。そのためか、「おっとっと打法」が活躍のきっかけである印象が強いです。

●2019年オールスターにて●

 フル出場が当たり前になってからはオールスターや侍ジャパンの常連となり、確か2020年のオリンピックもサードは松田選手しか考えられないと言われていました。ホークスファンとしては鼻が高かったです。
 オリンピックが延期となり、その年の成績があまり良くなかったこと、ヤクルト村上選手が活躍したこと等もあり、2021年には代表には選ばれませんでした。いつの間にかペナントでもスタメンに名前がない試合が増え、急な世代交代に私の頭は付いていきませんでした。どうして松田選手はスタメンじゃないの?今の球は松田選手なら捕れたんじゃないの?松田選手がいない内野は寂しい…。

●2018.08.22 日ハム戦にて。9回にHRを打ちました!●

 西武ドームは1塁側がビジター席となっているため、私にとっての松田選手は遠い存在です。遠くにいるのに大きな声が聞こえてくるので、とても頼もしかったですけれどね!
 東京ドームや福岡ドームなどに行くと3塁側に座ることが多かったので、大きな松田選手に会うことができます。新鮮な光景で、とてもワクワクしました。

●2017.05.03 西武戦にて●

 これからは松田選手を観たかったら東京ドームへ行くことになります。
 中田翔選手や中島選手、長野選手などベテランの右打者が多いジャイアンツの中で、松田選手はどんな風に存在感を出してくれるでしょうか。

●一塁側だと松田選手を正面から見られる!●

 正直な気持ちを書くと、もう一年一緒に優勝を目指せると思っていました。ホークス一筋で終わることが当然だと思っていました。引退試合では長谷川コーチが花束を渡すのかな~なんて思っていました。
 チームが最下位になったとき、和田投手・杉内投手・ホールトン投手の計47勝投手が同時に抜けたとき、なかなか勝てなかったとき…どんなときも、松田選手がチームを盛り上げ、鼓舞してくれました。
 松田選手が違うチームで野球をするのは寂しいです。それでも、斐紹選手のときと同じように新しいチームで活躍することを楽しみにしています。

 入団当初はホームランバッターとして期待されていた松田選手。
 私にとって松田選手は、「ホームラン」ではなく「水平にバットを出して内野を鋭く抜けていくタイムリー」です。あの打球がジャイアンツでも見られますように。
 松田選手、楽しい試合をたくさん魅せてくれてくれてありがとうございました!

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