【雑記】さっきからダニー君と同じ顔になっている
こんばんは、ヒトシです。今日も今日とて映画を見ているのでこのペースで年50本行けそうな気が……しないでもなくなってきましたどうしましょう。
さて、今回はあまりにもパワーのあるポスター画像でお馴染みこちらの作品です。
「STANLEY KUBRICK's
THE SHINING」(1980・米)
そうですサスペンスホラー界の大マスターピース。20世紀史上最高の密室サスペンス。公開当時生まれておりません。だが映画を観れるのは生きている内だけ、喰わずに語るな食って語れ。というわけでホラーを喰らわば皿までの精神で観てみました。
(※今回は「国際版/字幕版」で見ています。何だか3バージョンあるらしいですねこれ。)
なにせサスペンスホラーなのであらすじを全力回避しつつ見どころというか好きになったポイントを。1番大きな部分は「BGMの有無」です。冒頭のジャックさんがホテルの管理を任されるシーンや前半でダニー君が三輪車に乗ってホテル内を駆け巡るシーンなど、いくつか「セリフと環境音」だけで進めるシーンが入ります。常に何らかのBGMが入りっぱなしではなく「環境音だけ」で聞かせてくるのが大変精神によろしくない。つまりホラーとして非常に効果的。
そしてぼんやりと「いつタイトルのシーンが出てくる」のか、と見ていくとちょっとずつジャックさん達の正気が狂気に塗り潰されていく。遅々として進まない原稿、ダニー君が見続ける謎のビジョン、そして料理人が語っていた「237号室」の想像を絶する真実。もうこの辺りから大概に精神がガタガタしてきます。浴室のカーテンの向こうから現れる美人。しかしてその本質は……、という辺りで無言の悲鳴を上げざるを得なかった。(※悲鳴を上げるとほかの家族に気づかれ二次災害の危険性もあったため)
更に後半は雪だるま式に恐怖と狂気が膨れ上がり、だんだんシーンごとのタイムスパンも短くなっていき、そして親子3人仲睦まじい追いかけっこ(デスペナルティあり)が幕を開けます。もうこの辺りになると画面よりBGMより人が怖い。張り付いた恐怖が全く抜けないウェンディさん(ダニー君の母)。雪の大迷路を舞台にお父ちゃんと心凍る触れ合いに見舞われるダニー君。そして歌いながら斧片手に追い回すお父ちゃん。ホテルの構造が観客にもだんだん分かってきた辺りでクライマックスの逃走が始まるので『分からされ』たまま恐怖の底に叩き込まれる……!
総じて「計算され尽くした恐怖の満漢全席」と説明するのが多分適切な本作。部屋を暗くして、映画館のような雰囲気を出して見る……かどうかは皆さんにお任せします。
【評価】
狂気:※¥/5.0(助けてくれぇーッ!!)
雪の量:4.7/5.0(ほとんど雪害)
死に顔:4.2/5.0(瞬間的爆発力の高さ)
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