Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 16曲目 空飛願望
ワイヤレスイヤホン片耳だけ無くしました。ケンイトウです。
本日は『空飛願望』です。
『そらとびがんぼう』です。
ちなみに当時これ見るまで自分は『くうひ』派でした。
【曲・歌詞について】
ワウワウなリードが印象的な曲です。曲名通りの浮遊感。
以降もワウ使ったリードフレーズは湯浅ギターの特徴として多々登場しますね。
前回も書きましたが『HIGH COLOR TIMES』期からはリードギターが目立つ曲がグッと増えてきますね。
Bメロの歌の入れ方と、サビの伸びやかさが気持ちいい。
これまでにない真っすぐな曲ですね。
クレジット見て初めて気づきましたが、『ART-SCHOOL』『LUNKHEAD』ドラムの櫻井氏が「shaker」で参加してたんですね。。
冒頭とかサビでシャカシャカなってるやつかな。
歌詞について
ポロシャツの皺を直して立ち上がり、自分的に優しく睨みつけた
涼色の午後を
あなたの幻は今も元気ですか?
ピント合わないことに異変を感じています
「涼色」ってなんかわかんないけどわかるのがすごい。
シーラカンスに憧れる 回想の海を泳ぐ
それからそのまま上空へとクロール
「生きた化石」って呼ばれる魚ですね。化石として見つかった状態と、現生する状態でほとんど変化が見られないからだとか。
『夕方ジェネレーション』の海を変わらずに泳いでいたいということかな。
廻る、廻る 景色は俺を軸にして
やがて一つに繋がり同じ色に馴染む
君色の街の空を浮かんでいます
久しぶりに蒼い歌を口ずさんで、5000M
歌詞と曲のマッチ感がいいんですよね。
まさに空を飛んでる情景が浮かんでくるというか。飛んだことないですが。
ほいで「君色の街」がきましたね。
ポロシャツの皺を直して立ち上がり、自分的に優しく睨みつけた・・・
俺は何を見てた?そこに何が見えた?
涼色の滲む幻は笑って
Aメロとの対比が素敵なCメロ歌詞。
やっぱり「幻」は笑ってるんですよね~
廻る、廻る 景色は俺を軸にして
やがて一つに繋がり同じ色に馴染む
君色の街の空を浮かんでいます
何度も何度も思い出し、思い出して5000M
結局のところ、『夕方ジェネレーション』期の感覚を追い求めているわけですね。
思い出との距離感が切ない。
【まとめ】
演奏の雰囲気、歌詞の印象から瑞々しさを感じる曲です。
数年前、企画ライブ『LIVE IN LIVE』インディーズ期再現ライブの時聴けた思い出。
その思い出も、最早うっすらとしてますが。
Wアンコール前に次回『日比谷ノンフィクション』のチケット先行販売発表されて、当時の彼女が演奏中に買いに行っててくれたりしたな。
それもまた「幻」。。。
というわけで次回は『向日葵の12月』です。