見出し画像

インフルエンサーが分析ツールを使うべき4つの理由

こんにちは、テテマーチの大河原です。
SINIS(サイニス)というInstagram分析ツールのPMをしています。

先日SINISチームから、Instagramインフルエンサーの活用についてまとめたホワイトペーパーをリリースしました。

掲載後ダウンロード数はグングンと伸び、現在は人気資料TOP3に入る勢いとなっています。(2020年11月現在)

インフルエンサーマーケティング市場の成長は著しく、2020年では317億円、2025年には約2.3倍の723億円まで成長することが見込まれています。

さらにインフルエンサーの中でも、特定のジャンルで強い影響力を与える「マイクロインフルエンサー」がその存在感を増しています。

その要因として、インフルエンサーマーケティングのトレンドが「より多くのリーチ」だけでなく「より深いリーチ」の獲得を重視する流れへとシフトしているためです。

マイクロインフルエンサーの定義は、フォロワー数が数千〜10万人程度とされています。

そして、フォロワー数とエンゲージメント数の相関について実際に以下のような統計データが発表されています。

スポンサーつきでないインスタグラムの投稿に対する「いいね!」の割合は、フォロワー数1000未満のアカウントでは8%だが、フォロワー数1000~1万のアカウントでは4%になるという。

フォロワー数がさらに増加するにつれ、「いいね!」率は下がっていく。インスタグラムのフォロワー数が1万~10万となっているインフルエンサーの「いいね!」率は2.4%、100万~1000万および1000万以上となっているインフルエンサーでは1.7%だ。
コメント率でも同様のパターンが見られる。

参照記事:https://digiday.jp/agencies/micro-influencers/

これから益々ニーズが高まるインフルエンサーマーケティング市場ですが、そんなインフルエンサーさんこそ分析ツールを使うべき4つの理由についてお話したいと思います。

【理由その1】 クライアントに対して、自身のパフォーマンス・ステータスをわかりやすく可視化して提示できる

ニーズが高まると同時にたくさんの競合アカウントが増えていく中で、依頼するクライアント側に発生する課題は「誰に依頼するのが最適なのかがわからない」です。

一般的な広告ではなくインフルエンサーに予算をかけるクライアント側が期待することは、「より適切なターゲット層に」「より深く・かつ可能な限り広くリーチする」ことではないでしょうか。

つまり、依頼を獲得するうえでとても重要になってくるのが
「どれくらいのパフォーマンスが期待できるかを定量的に提示する」
ことです。

インフルエンサーに依頼する費用は概ね広告予算から捻出されます。間接的な競合としてはGoogleFacebookといった広告システムの名前も並ぶことになります。

役割は違えど、そういったツールと比較した際にどのくらいの費用対効果が期待できるのかを明確に把握できることは、クライアントにとってとても重要な評価基準になります。

分析ツールを活用することで、具体的には以下の3つの定量データを簡単に可視化して提示することができるようになります。

1. フォロワー数やエンゲージメント率といった重要指標をサマリー化

2. 過去投稿ごとのいいね数や保存数とフォロワー数推移をわかりやすいグラフで可視化

3. クライアントがリーチしたターゲット層がフォロワーに多いことを証明できるフォロワー属性のグラフ化

百聞は一見にしかず ということで、実際に見ていただければと思います。

1. フォロワー数やエンゲージメント率といった重要指標をサマリー化

スクリーンショット 2020-11-16 19.46.27


2. 過去投稿ごとのいいね数や保存数とフォロワー数推移をわかりやすいグラフで可視化

スクリーンショット 2020-11-16 19.47.24

※画像は線グラフがフォロワー数推移、棒グラフがリーチ数と保存数です


3. クライアントがリーチしたターゲット層がフォロワーに多いことを証明できるフォロワー属性のグラフ化

スクリーンショット 2020-11-16 19.48.18


このようにツールの画面キャプチャーを撮って貼り付けるだけで、非常にわかりやすい定量データを提示することができます。


【理由その2】 どんなジャンルを強みにしているかも定量データで可視化できる

先にお伝えしたとおり、今後より重要視されるであろう評価基準が「より深いリーチ」の獲得です。

つまりクライアントが依頼したいと思うインフルエンサーのもう1つの重要な条件は、インフルエンサーが得意としているジャンルやそのフォロワーが自社の商材とマッチしているか になります。

それを定量データで可視化する2つの方法をご紹介します。

1. 投稿で使用しているハッシュタグの傾向や、ハッシュタグごとのエンゲージメントをリスト化する

2. 過去投稿の中で、いいね数や保存数の高い投稿にどういった内容が含まれているかをリスト化する

こちらも具体例を見ていただくのが1番わかりやすいかと思います。

1. 投稿で使用しているハッシュタグの傾向や、ハッシュタグごとのエンゲージメントをリスト化する

スクリーンショット 2020-11-16 19.50.46

※画像は平均いいね数でソートしています


2. 過去投稿の中で、いいね数や保存数の高い投稿にどういった内容が含まれているかをリスト化する

スクリーンショット 2020-11-16 19.53.18

※画像はエンゲージメント数でソートしています

ハッシュタグは投稿の内容を言語化したメタデータのような役割としても活用できます。(投稿と全く関係ないハッシュタグを付けていなければ)

どういったハッシュタグの投稿数が多いのか、またハッシュタグごとでどのくらいエンゲージメントが獲得できているかを定量的に提示できれば、クライアントがリーチしたいターゲットとの相性を測る重要な評価基準として認知されます。

また、エンゲージメント率やいいね数の数値が高い投稿にどういった投稿が含まれているか もあわせて提示することで、クライアントの信頼値は更に高まるのではないでしょうか。


【理由その3】 他のインフルエンサーから学ぶ

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」by 孫子

敵情を知り自分を客観的に知ることが戦いや戦略においてとても重要であることを説いた最も有名な教訓の一つです。

現代でいうところの3C分析というフレームワークにも当てはまります。

・Customer(市場・顧客)
・Competitor(競合)
・Company(自社)

インスタグラム運用における3C分析については、弊社取締役が書いたわかりやすい記事がありますので詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。

他のアカウントについて知ることができる数値データには制限があります。(Instagramの仕様上)

▷他アカウントについて取得できるデータ
・フォロワー数
・いいね数
・コメント数
・投稿数

※自身のアカウントで見れるリーチ数や保存数といったインサイトデータは計測できません

ご自身のアカウントに比べると情報は少なくなりますが、それでも以下のように学べることは十分にあります。

1. 他インフルエンサーアカウントと比較して自身のアカウントはどういう状態にあるか

2. 投稿数や投稿ごとのいいね数/コメント数といったサマリー

3. フォロワー数推移や、どんな投稿がフォロワー獲得にインパクトしているか

4. どういった投稿でエンゲージメントを獲得できているか

5. どんなハッシュタグを使っているか、ハッシュタグごとの獲得エンゲージメント状況

こちらも実際に見ていただくと気づきがたくさんあると思います。

1. 他インフルエンサーアカウントと比較して自身のアカウントはどういう状態にあるか

スクリーンショット 2020-11-16 20.00.19


2. 投稿数や投稿ごとのいいね数/コメント数といったサマリー

スクリーンショット 2020-11-16 20.01.05


3. フォロワー数推移や、どんな投稿がフォロワー獲得にインパクトしているか

スクリーンショット_2020-11-16_20_02_53

4. どういった投稿でエンゲージメントを獲得できているか

スクリーンショット 2020-11-16 20.08.42

※画像はいいね数が多い順

5. どんなハッシュタグを使っているか、ハッシュタグごとのエンゲージメント獲得状況

スクリーンショット 2020-11-16 20.09.54

上記のポイントに加えてさらに重要なことは、仮にこれらの投稿を自身で検証しようと思った場合に、どれほどの工数と時間が必要になるか ということです。

その工数と時間をかけることなく、実際の検証結果として膨大なデータを手に入れることができることの価値はとても大きいのではないでしょうか。


【理由その4】 成果を定量的に可視化できる

先の画面キャプチャーでご覧いただいたように、分析ツールを活用することで簡単かつわかりやすく投稿ごとのエンゲージメント詳細をレポーティングすることができます。

かけた費用に対してどれくらいの成果を生んだのかを定量データとしてしっかり提示することで、継続的な関係値の構築や、紹介による新規案件の獲得にもつながっていくのではないでしょうか。


以上が「インフルエンサーが分析ツールを使うべき4つの理由」でした。

まとめ

【理由その1】
クライアントに対して、自身のパフォーマンス・ステータスをわかりやすく可視化して提示できる

【理由その2】
 どんなジャンルを強みにしているかも定量データで可視化できる

【理由その3】
 他のインフルエンサーから学ぶ

【理由その4】
 成果を定量的に可視化できる

尚、お見せした画像はすべてSINIS(サイニス)の画面キャプチャーになります。

お見せしたほとんどの画面は無料でご利用いただけます。
(一部のみ有料機能となり、月額1万円でご利用いただけます)

閲覧できるデータはツールとアカウントを連携してからのデータになりますので、1日でも早く連携されることをおすすめします。(FacebookAPIの仕様上)


Instagram運用の課題を解決する、便利な分析ツール「SINIS(サイニス)」の特長

・公式APIによる高い信頼性
Facebook社の公式APIの利用認可を受けている分析ツールです。
自動いいねツールのようなアカウントへの悪影響はもちろん一切なく、
AI等によるスクレイピングツールと違い正確な信頼できるデータが取得できます。

・25,000アカウントという圧倒的な導入実績
ナショナルクライアントはじめ、25,000を超える企業アカウントにご利用いただいています。

・便利な機能が日々アップデート
専門のチームが日々新しい機能やサービス開発に取り組んでおり、今後もどんどん便利なツールへとアップデートしていきます。

・豊富な運用・コンサルティングの知見を持った運営体制
運営会社であるテテマーチは、SNSマーケティング業界で黎明期から多くの大手企業様のアカウント運用やコンサルティングに携わってきました。そこで培った様々な運用知見を反映して作られたのがSINISです。
また万全のサポート体制で、ツールの使い方だけでなく運用における悩みや課題についてもご相談いただけます。


インフルエンサーの方にも分析ツールを活用していただくことで、クライアントとのより円滑で効果的なコミュニケーションが可能になります。

少しでも気になられた方はぜひ導入してみてくださいね。

SINISチームの記事一覧はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?