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トビシマカンゾウ
この花は、佐渡と山形県酒田市の北西にある飛島のみに分布する多年草です。佐渡では別名「ヨーラメ」と呼ばれます。名前は、魚の産卵期にあたる開花時期にちなんで名付けられ、「ヨー」は魚のことで、「ラメ(ラメ)」は卵をはらむことを意味しているそうです。
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相川地区の大野亀は、佐渡の中でも大きな群生地となっており、開花時期の5月~6月には、黄色やオレンジの可憐な花が一面に広がり、多くの人が訪れます。6月の第2日曜日には、大野亀でカンゾウ祭りが開催され、鬼太鼓や民謡も披露されます。
南佐渡では小木地区沢崎灯台付近でも群生が見られます。こちらも灯台をバックに咲き誇るオレンジの花々は圧巻の景色です。ぜひ一度訪れてみてください。