「私らしく生きるために 〜軽度アスペルガー症候群と向き合う日々〜」
初めまして。この記事では、私自身の軽度アスペルガー症候群(ASD)の経験を通して感じたこと、日常生活での工夫、そして私なりの「生きやすさ」の見つけ方について綴っていきます。
◆高校時代、診断を受けた日
私が軽度アスペルガー症候群(ASD)と診断されたのは高校生のときでした。それまでの私は、友人関係や授業中のコミュニケーション、日常生活の些細なことまで「どうしてうまくできないんだろう?」という疑問や自己嫌悪に悩んでいました。
診断を受けたとき、最初は少し驚きましたが、次第に「だから今までうまくいかなかったんだ」と納得できる部分がたくさんありました。
◆診断後に変わった考え方
診断される前までは、「できない」ことで立ち止まってしまうことが多かったです。
でも診断を受けた後は、「なぜできなかったのか」という理由が明確になり、そこから「じゃあ、どうしたらできるようになるだろう?」と考えるようになりました。
例えば、グループ活動が苦手なことに対しては、
• 事前に自分の役割をはっきりさせる
• 大勢の中ではなく少人数で話す機会を作る
といった工夫をするようになりました。
「苦手なことは苦手なまま」ではなく、自分なりに対策を考えることで少しずつ乗り越えられることもあるのだと気づきました。
◆日常生活で大切にしていること
診断後から、私は自分自身を少しずつ理解し、自分に合った方法で生活することを大切にしています。
• ルーチンを作る: 決まった時間に行動することで安心感を得られる。
• 感情のコントロール: 感情が高ぶったときは、一度深呼吸してから言葉にする。
• サポートを求める: 一人で抱え込まず、信頼できる人に相談する。
これらの工夫を積み重ねることで、日々のストレスが少しずつ減っていきました。
◆「自分らしさ」を大切に
診断を受けてからは、「普通」や「みんなと同じ」を追い求めることをやめました。もちろん、社会で生きていく上で適応することは大切ですが、それがすべてではありません。
「自分にできる範囲で、自分らしく頑張ること」。
それが私にとっての「生きやすさ」だと感じています。
◆同じように悩んでいる人へ
この記事を読んでくださっている方の中に、同じような悩みを抱えている人がいるかもしれません。
伝えたいことはひとつです。
「あなたはあなたのままで大丈夫。」
できないことがあっても、それは「努力が足りない」からではありません。自分なりのやり方を見つけて、少しずつ前に進んでいけばいいのです。
このブログが、誰かの心に少しでも寄り添えたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。