本物の露出狂に会いに行こう ー 真夏の夜の雑司ヶ谷霊園レポ
就寝前、いつものように某掲示板をサーフィンしていたところ、興味深い書き込みを見つけた。
本当に…?
雑司ヶ谷霊園はよく散歩するコースの通り道。信じたくない現実。
別のスレッドには、以下の書き込みがあった。
これは…!
真夏の深夜、墓地に、野生の、本物の変態。
是非遭遇してみたい。
墓地でハッテン…?露出…?人の心を捨てているのだろう。
時計を見ればちょうど深夜一時。早速、急いで行くことにした。
終電はとっくに終わっている。初めてレンタサイクルを借りて行こうとしたのだが、中学生以来、自転車に跨っていないことをふと思い出した。
久し振りに乗ると、原付に比べて車重が軽く、バランスをとるのがかなり難しい。露出狂に会うため、フラフラと雑司ヶ谷へ向かう。
雑司ヶ谷霊園付近着。東京の自転車乗りにイラつく毎日が、イラつかれる側に回ってしまった。
早速、自転車から降り現場へと乗り込む。
暗すぎる。露出狂とかの問題ではなく、シンプルに怖い。急遽近所に住む友人を呼び、行動を共にすることに。
「交番脇のト」に潜入。
さて、ハッテンはしているのか…。
ハッテン確認できず…。
ただ、人通りは殆どない上に、周囲は真っ暗。かなりハッテンに適した立地であることが分かる。
決して「あえての墓地」という訳ではないのだろう。いや、その側面もあるのかもしれないが。
「墓石エリア」の散策を試みる。
冗談じゃないくらい暗過ぎる。1m先も碌に見えない。
こんな場所で*ったり*られたり露出したりするの…?やっぱり狂ってるよ。
懐中電灯を灯し、いざ。
ぼんやりと池袋が光っている。
手前には死、奥には生。
勇気を出して歩く。
…しばらくすると、後ろから「カサカサ」と、微かだが、ハッキリと物音が聞こえた!
全力で走った。振り返ることはできなかった。
一度逃げてしまったが、このままでは帰れない。なぜなら、あれは絶対に露出狂だったのだから。
飛び出そうな心臓を抑えること数分。ようやく落ち着き、音の聞こえた場所まで戻る。
そこには何もなかった。
もう帰ってしまったのだろうか。探す。本物の変態に会いたい…。
気が付けば、夜は明けていた。
降り注ぐ夏の朝陽は、生者に活力を、死者に安らぎを分け与えているような気がした。
今回は、露出狂をはじめとした変態に相見えることはありませんでした。本当にいるかどうかは、ご自身の目で確かめてみてください。
単純に本能からして、「見えないもの」ってメチャクチャ怖いんだなと思いました。
山谷でホモのジジイに触られて起きたときの100倍は常に怖かった。
今年の肝試しに、雑司ヶ谷霊園はいかがでしょうか。
運が良ければ、露出狂か不埒なホモに出会えるかもしれません。