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62.雑記⑬∶己の言葉で語る
他人の言葉を、そのまま話す方々がとても多い。
言っている言葉は正しく、それが崇高な内容であっても、自分の腹に落ち、自らの言葉に置き換えれない限り、粗悪なコピー、偽物(まがいもの)でしかない。
偽物では、人を引き付けることはできないと感じます。
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偽金(メッキ)は磁石を引き付ける。
【補足として】
以前よりも、言葉、内容の真贋を見分けるのが、ずっと難しい。
誰でも、情報に簡単にアクセス出来、ペテン師でさえ、一定の真理、適切解を雄弁に語れる時代です。
尚更、誰が、どの様な人物が、その言葉を語っているのか。語る人物の背景、根本にある思想、生き方迄含めた、認識が重要になって来ると思います。
自ら発する言葉、それも経験であったり、思想、そして背景に裏打ちされた言葉でない限り、人の琴線に触れ、人を動かすことは、とても難しい。
もちろん、一時的な損得、役割から、ヒトは動いてくれる事はあります。
しかし、自発的な行動であったり、長期的な信頼関係構築は、難しいと感じます。
言葉、伝え方は、難しい。
伝え方は、その方の生き方·生き様に比例するように感じます。