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59.雑記⑪∶繁盛立地考

人通りが多く、張り付きも多い、誰でも考えうる良い立地は確かにある。
ただし、商売をする上では、家賃勘定して、そこで収益が上がるかどうかが大事だ。

来店数が多く、一見とても繁盛店の様に見えても、売上高に対しての家賃比率の高さ、継続的なスタッフ募集、確保による収益悪化で撤退するテナントは良くある。


新規事業出店の場合、二等立地、下手すると三等立地での出店を余儀無くされる。というか、そもそも、そこでしか出せない。

勿論、潤沢な資金を投下してのマス広告、ブランドアピール(海外からの進出等)がある場合は別だが、まずその様なケースは無い。そして、既に先行者がいる市場、それも自社の出店場所よりも良い場所に出している相手と戦う必要がある。

重石を抱えて競合と戦わなければならないので、生半可な運営であれば、直ぐに駆逐される。そこで勝つ為には、競合よりも商品力と運営力を強化するしかない。

地域に根ざし、口コミ等含めて、既存のお客様からの信頼に伴う、顧客の拡がりが大事だ。その為に、継続的な工夫と努力、そして時間がかかる以上、継続する為の資金確保が何より必要に感じる。

老祥記は行列のイメージで選択(本文と関係無し)


この重石を抱えても競合に勝てる運営力が付いた時、2つのアドバンテージが出来る。

1つ目:家賃比率の低さによる、店舗収益性の高さ。
2つ目:次店舗出店に置いては、現状より良い立地出店が可能になる。


そして、このアドバンテージを基に、局地戦で競合に1つ1つ勝って行く事が出来る。
局地戦で勝ち、各店舗の収益を高めれた時、初めてブランド価値を高める為に、所謂良い立地に出せると思う。

その行程を飛ばし、
各店舗の収益を最大化に注力せず、いたずらに売上拡大の為の店舗展開する店は、遅かれ駆逐されると思う。

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