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12.好きな画家と作品(ポール·セザンヌ)


オルセー美術館

1999年の夏、大学3回生だった私は、神戸で開催していたオルセー美術館展にて、短期(約2ヶ月)アルバイトをしていました。印象派は、日本ではとても人気あり、それもオルセー美術館という事もあり、連日、オープンからずっと行列が出来る程の来場がありました(神戸では、約48万人、その後、東京での開催で、約58.7万人と、期間内で100万人以上が来場されたようです)。そこでの業務は、来場者の誘導と監視スタッフになり、皆、明るい緑色のポロシャツを来て、案内に明け暮れてました。閉館少し前から閉館後にかけて、静まった博物館の巡回を日々交代でしていました。館内には、ドガ、ゴッホ、クリムト、ゴーギャン等、名だたる有名画家の作品が多数あり、その巡回がとても楽しみだったのを今でも覚えてます。特に、下記の3絵画はお気に入りで、巡回の際、何度も何度も見に行きました。

アブサント(エドガー·ドガ)
星降る夜、アルル(フィンセント·ファン·ゴッホ)
蛇使いの女(アンリ·ルソー)

その時の経験もあり、6年後、パリのオルセー美術館に妻と行った時は、とても感動しました。

オルセー美術館

さて、とても前置きが長くなりました。美術館展でのアルバイトの際、セザンヌの絵を何度も何度も観た事で、とても好きになりました。ただ、少年時代は、それ程好きでは無く、(【カード遊びをする人々】の絵は好きでした)家にある画集は眺める程度でした。

カード遊びをする人々(ポール·セザンヌ)

確か若い頃ははっきりした構図、色合を求めました。しかし、今は、セザンヌの絵の構図や色合が、とても好きです。年齢を重ねる事に、少しくすんだ色合、少し歪なフォルムがとても愛らしく思えます。


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