好きな画家と作品（いわさきちひろ）
子供の頃より、いわさきちひろの描く、子供の絵がとても好きでした。生家には、母の趣味であった西洋絵画や美術館の画集と併せて、ちひろさんの画集と絵本があり、子供の頃より、よく目を通しました。
また自宅の壁には、【青いつば広帽子を持つ女の子】の絵が飾ってあり、私の幼少期の憧れは、絵の中の彼女でした。
さて、最近、ちひろさんの画集を2冊、買いなおしました。久々に見た画集内には、愛らしい子どもの表情、美しい色の滲みで描かれた水彩画の数々で彩られてました。そして、それらの絵は、今でも全く古さを感じさせず、何より50年以上前にお亡くなりになった方の絵やイラストだという事に、とても驚きました。
私自身、幼少期はちひろさんの絵の少女に憧れました。青年期は懐かしい、初恋の少女に会う様な淡い気持ちで、絵と対面しました。そして、子供を持つ親になり、子供達の成長とちひろさんの描く絵と重ねました。子供達も成長した今は、愛らしかった、幼い子供達との思い出を、ちひろさんの絵に見ているのだと思います。
