03- Cypher 2023  Watsonバース考察


4:04~



(Watson) 俺見て爺ちゃん泣いたが客沸いた

→ 俺(Watson)のラップでクラブなどでは客を沸かせているが、一方でタトゥーなどラッパーとしての生き方が家族を心配させている。Watsonらしい、成功と葛藤が入り混じった歌詞。

もう勝ち組だろが通う歯医者

→ 「勝ち組」と「歯医者(敗者)」の言葉遊び。成功を掴んでも、まだ通う歯医者(敗者)というギャップを表現。

早く建てろと勧められる会社

→ 自分の規模が大きくなっていることを示唆。2024年1月リリースの楽曲であり、この頃Watsonは初のメジャーアルバムをリリースするなど勢いに乗っていた。

山道でBenzo外れたタイヤ

→ Benzo(ベンツ、高級車)が自分自身を象徴。成り上がったWatsonが、これからの業界(山道)でどうなるか分からないことを示唆。

お金の悩み嫌 目指したリッチ

→ 実家は特別貧しいわけではないが、一時期極貧生活を経験。その時の感情を表している。前のバースとの対比が特徴的。

会いたくなるけど合わないビッチ

→ Watson頻出のリリック。欲望はあるが、成功のために曲作りに専念する決意を示す。

撮ってるボーカル 昔なら金品 昔と比べ物にならん人気

→ 過去と現在の対比。かつては金品を求めていたが、今では人気を得ている。

勘ぐる若者と警察を

→ 「勘ぐる」は疑いや警戒を意味する。「警察を勘ぐる」はラッパーによく使われる表現(薬物使用を警戒)が、ここでは「若者を勘ぐる」とも言っており、有名になり近づいてくる人々への警戒心を表している可能性がある。

めんどいがしている制作を

→ ハードワーカーとして知られるWatsonだが、「めんどい」という人間的な感情も表現。

こうなると全く無え確証 早い段階でしたぞ贅沢を

→ 「山道でBenzo外れたタイヤ」の部分を言い換えたリリック。今後どうなるか分からないが、すでに贅沢ができるほどの成功を手にしたという自信と不安が入り混じる。


ここまで読んでいただきありがとうございました!



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